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 自民党の二階幹事長の最近の二つの発言が話題を呼んでいます。

 私は、その一つには反発を感じ、もう一つには共感を覚えています。

 

安倍三選発言には反発

 6月26日に「安倍政権への支持は、全体の流れになっている。もう間違いはない。」と述べ、自民党総裁選挙に安倍首相が立候補すれば、三選は確実だという認識を示したと報じられました。たしかに自民党内の雰囲気はそうかもしれず、また、三選の流れを固めてしまいたいという思惑もあるのでしょうが、国民をないがしろにしていると思います。

 森友、加計では、疑惑がますます深まり、限りなく黒に近い灰色の状態で、佐川氏、加計氏、安倍夫人などの証人喚問も拒否して真相を明らかにして説明責任を果たそうという意欲が全く見えない中で、言うべき言葉ではありません。

 

人口問題発言には一部共感

 同じく6月26日、二階幹事長は、政治評論家との対談で聴衆の質問に答える中で、「この頃、子どもを産まない方が幸せに(生活が)送れるのではないかと勝手なことを考えて(いる人がいる)」と述べたとのこと。

今までの例から、こんなことを言えば不適切との指摘を受ける可能性があることは承知の上の確信犯でしょう。以前、別の自民党議員が、「結婚披露宴に出席した際には新郎新婦に3人以上子供を産み育ててほしいと申し上げている。」等と発言して謝罪に追い込まれたこともありました。

今の少子化は深刻です。この人口減少により、日本という国の国力の維持はもちろん、社会の維持までもが危ぶまれている状況です。なるべく結婚し、子供を産み育ててほしいと願うのは、政治家として当然のことだと思います。その点で、あえてバッシングされそうな発言をし、議論を起こそうとしたことには、共感します。言い方には問題があるでしょうが・・・。

彼らは政治家ですから、安心して子供を産み育てることができる社会にすることも彼らの仕事です。それをおろそかにしてはなりませんが、それと並行して人々にお願いする、多少のプレッシャーをかけても、悪いこととは思えません。

少子化の問題は、最優先に解決すべき課題だと思います。

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