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 7月8日ころまで続いた豪雨は、西日本の広い範囲にわたって大きな被害をもたらしました。平成になってから、最大の被害です。

 これまでも、1県か2県の局地的な集中豪雨による災害は毎年のようにありましたが、こんなに広範囲にわたるものは、記憶にありません。

 被災者の皆さまに心からお見舞いを申し上げるとともに、救援に当たっておられる自治体、自衛隊、消防等の皆様に感謝申し上げます。

 

昨日まで平穏に生活していた人たちが

 災害や事故のたびに思うのですが、昨日まで平穏な生活を楽しんでおられた人たちが、突然その日常を奪われてしまいます。こういうことを少しでも減らすため、私自身も含め公務に携わる者は、力を尽くす必要があります。とはいえ、今回のような災害に接すると、無力感に襲われてしまいます。

 100年に一度の洪水に備えて対策を施してきても、それを超える災害に襲われると大きな被害が発生してしまいます。今まで崩れたことのなかった裏山も、今までにない豪雨では崩れるかもしれません。

 

人口減少社会の中で

 人口が減少していく中で、防災対策、インフラ整備に向けられる予算も潤沢ではありません。選択と集中が必要になるでしょう。

 比較的危険の少ない場所に集中して住むような、コンパクト・シティ的な施策が必要になると思いますが、住民の合意形成が難しく、実現にはかなりの時間がかかるでしょう。しかし、いずれは、避けて通れない問題だと思います。

 

支援の気持ちは「現金」で

 私も現役の県職員時代、全国各地からの「善意」が被災自治体にとって迷惑になってしまうことがあることを痛感しています。

 倉敷市長が、「着替えが足りない」としてマスコミを通じて全国に支援を呼びかけました。不足している実情は理解できますが、そんな呼びかけをすると困ったことにならないか、危惧しています。他のやり方があったのではないかと思います。

 個人から送られた下着などは、たとえ新品でも、サイズごとに仕分けたりするのが自治体にとって大変な作業で、結局本当に必要な時期には手を付けられません。積んだままになります。まして、古着など、捨てるよりしようがありません。

 私は、義援金を送ろうと思います。


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