サイト案内(目次)

 報道によると、今日1023日は150年前に元号が慶応から明治に改められた日にあたるということで、明治維新150年を祝う政府の記念式典が永田町の憲政記念館で開かれ、与野党の国会議員や各界の代表者ら約350人が出席しました。

驚いたことに、天皇陛下のご出席はなかったとのことです。宮内庁では「政府からお声がけがなかった。」(西村泰彦次長)としていますが、にわかに信じられません。

50年前、佐藤栄作内閣のもとで開かれた明治100年式典の際は、昭和天皇と香淳皇后が出席されています。普通なら、今回も天皇、皇后両陛下のご臨席をお願いするのではないでしょうか?

 

皇室と現政権の間に確執か?

 本当に内閣が皇室に何のお声がけもせずに開催したとしたら、皇室に対して信じがたいほど失礼、不敬なことで、さすがにそれは考えられない気がします。

 そうであれば、宮内庁を通じた相談の結果、天皇陛下の不参加が決まったか、内閣の参加要請を天皇陛下が固辞されたか、いずれかでしょう。

 共産党は、明治150年の前半は侵略戦争と植民地支配に向かった負の歴史で丸ごと祝うようなものではないことを理由に不参加だったようです。また、50年前と違い、今は明治維新に対する否定的な意見も多くなっています。

 『「明治維新という過ち」(改訂増補版、原田伊織)を読んで

 

天皇陛下の不参加は、これらと同じ理由ではないでしょうが、国内のこのような意見、中国、韓国などの反応に配慮して、あまり大きな行事にすることを避けたのかもしれません。

別の可能性としては、安倍政権がこのイベントを利用して憲法改正に弾みをつけるなどの意図があると読み、政治利用されることを避けられたということも考えられます。

また、譲位の件などで安倍内閣が天皇の御意向を無視、軽視してきたことに対する反発も考えられます。

 

 いずれにしても、国内国外からこのような憶測を呼ぶ不参加です。それを想定していなかったとは思えないので、このような反響を予測した上での不参加でしょう。

 いずれ真相が明らかになることを待っています。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 参加しています。


スポンサードリンク