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 ついにあの桜田五輪相が辞任に追い込まれ、更迭されました。東日本大震災の被災地を地盤とする自民党衆院議員のパーティーで、その議員を「復興以上に大事」と持ち上げたとのことです。

これまで数々のアホな言動を繰り返してきたので、更迭は当然といえば当然ですが、不適任であることが明白だったのに任命し、今まで在任させ続けた首相の国民無視の姿勢が批判されています。

 先週には、塚田国土交通副大臣が、不用意な発言で辞任に追い込まれています。

 福岡県知事選の自民党系候補の集会で、本州と九州を新たに結ぶ「下関北九州道路」の事業化調査をめぐり、自分が安倍総理、麻生副総理の意向を忖度したと発言したようです。

 

両者の共通点

 二人の失言には、共通点があります。

 ウケを狙って言わなくてもいいことを言ってしまったことです。狙った笑いは、普通は隠しておくべき本音をズケッと言ったときの滑稽味です。

塚田元副大臣は、総理と副総理の地元の事業だと言われれば国土交通省、副大臣としては忖度してしまうという本音、桜田元大臣は、復興よりも身内の議員の当選の方が大事という本音を漏らしてみせることによって、ウケを狙ったのでしょう。そんな本音を持っていること自体、とんでもないことだという点を分かっていなかったのでしょう。

ほんの少しの笑いを得ようとして、失敗してしまいました。発言の場には自民党支持者などの身内が多く、その人たち向けの冗談として言ったことで、多少の笑いも取れたようですが、第三者からするととんでもない発言だったという構図です。

 

私も気を付けなければ

 「泣き泣きも 良い方をとる 形見分け」(泣く泣くも良い方をとる形見分け)という古川柳があります。どんなに悲しいときでも欲は忘れない人間の本性をズバッと指摘することで滑稽味を感じさせる有名な句です。

 私も話を面白くするためにこの種の冗談を言うことがあります。

 私が失言しても社会的な影響はありませんが、この種の冗談を言うときは、それによって傷つく人がいないか、上げ足を取られないか、十分に注意が必要です。

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