8月13日に共同通信が報じたところでは、『靖国神社が昨秋、当時の天皇陛下(現上皇さま)に2019年の神社創立150年に合わせた参拝を求める極めて異例の「行幸請願」を宮内庁に行い、断られていたことが13日、靖国神社や宮内庁への取材で分かった。』とのことです。天皇陛下の参拝は、50年、100年の節目の年はもちろん、それ以外にも時折行われていましたが、1978年のA級戦犯の合祀をきっかけに昭和天皇が参拝をされないようになり、それが続いているようです。

 

靖国問題に対する私の意見、立場

 最初に私自身の靖国問題への意見を明確にさせていただきますが、私は、総理大臣等が公式参拝することには反対です。あれは宗教であり、助長することは憲法違反です。「自民党総裁」等として私的に参拝することについては憲法上の問題はないと思います。また、天皇陛下については、国民の象徴であり、他の宗教者が反対するようなことはされないほうがいいと思います。

 靖国神社は、単なる戦没者の慰霊の施設であれば国が支援すべきものでしょうが、戦死者を神として祀るなどというのでは、公人の公式参拝などもってのほかです。また、そもそもの成り立ちが、戊辰戦争の際の官軍側の戦死者のための施設で、会津藩、長岡藩など、いわゆる賊軍側の戦死者が対象とされていないことにも、私は嫌悪感を持っています。山本五十六元帥(旧長岡藩出身)なども、ここに祀られて嬉しいかどうか疑問です。

 国立千鳥ケ淵戦没者墓苑だけでいいのではないかと思っています。

 

なぜ今、漏れたのか?

 たまたまマスコミが取材して分かったのならいいのですが、誰かが終戦記念日の近いこの時期に意図的にリークしたのではないかと気になります。そうであれば、新しい天皇陛下に再考を促す意図かもしれません。

 世論がそんな方向に動くはずがないと思いますが、天皇陛下には、くれぐれも昭和天皇、上皇さまの御意思を引き継いでいただきたいと願っています。

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