日曜日の朝、自宅にいるときは8時からのサンデーモーニング(TBSの前半を視て、スポーツコーナーに移るとスイッチを切ることが多いです。あまり興味がないことと、張本氏の独善的な話しぶりが好きではないからです。

 先日(1110日)は、日韓関係の話題をやっていました。

 最初にコメントを求められた青木理氏は、日韓基本条約を締結した時は、韓国側は軍事独裁政権だったこと、国際情勢の中で締結を急いだため個人の請求権の問題を拙速に片づけたこと、あの条約によってその後日本も大きな利益を得ていること等から、多少の譲歩もやむを得ないという意見を述べました。

 次の佐高信氏は、三権分立の中で韓国の裁判所があのような判決をすることもやむを得ない(従うべき)というような意見を述べました。

 私は聞いていてフラストレーションを感じました。

 3番目にコメントを求められた田中秀征氏が、民主派の廬武鉉政権の時に、日韓基本条約などの再検証をし、あれらの問題は解決済みという結論を出していること、現大統領もその主要メンバーだったこと等を指摘し、それを覆されるようでは付き合いきれない、自分はこの問題については安倍政権と近い意見だと言明されました。

 特に誰も反論せず、その話題はそこで終わりました。

 

 一般にリベラル派とみなされている田中氏が、そのような意見を述べられたことで、私のフラストレーションも一応解消されました。恐らく、多くの視聴者が私と同じように感じたのではないかと思います。

 

 三権分立についていえば、韓国の司法が他国との条約に反する判決を容認するような制度であるのなら、韓国政府、国会が、あらかじめ個人の請求権は韓国政府に対してのみ行使できる旨の法整備をしておくべき義務があったのだと思います。

 

 あの番組も田中氏に救われたと思います。前のお二人のような意見だけで終わっていたならひんしゅくを買って、今後の視聴者をだいぶ減らしたでしょう。田中氏のようなバランスの取れた意見を述べる方は貴重です。
 なお、韓国問題の前に、安倍首相の国会での野次についての話題がありましたが、恥ずべきこと、低劣であるという意見で一致していたようです。私も賛成です。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 サイト案内(目次) 

 

スポンサードリンク