「桜を見る会」やその前夜祭の数々の疑惑について、与党側は首相が参議院本会議で説明したことだけをもって説明責任を果たしたとし、予算委員会での質疑にも応じずに国会が閉会される見通しです。与党側には、「首相は逃げ切った。」との安ど感も漂っているようです。

 桜を見る会の本体については、首相が公費で自らの支援者を接待していたことは間違いありません。名簿の廃棄についても、シュレッターの順番待ちなどというコントのような説明は、ほとんどの国民があきれていますが、新たな書類、証言等が出てこなければ追及は難しそうです。

一方、前夜祭については、マスコミ、識者の多くは、首相や官房長官の説明が破綻しており、法的に問題がなかったなどとは到底言えないという意見です。中でも、元特捜検事の郷原信郎弁護士の解説は明快で、首相側が「詰んでいる」のは明らかです。

首相側は、公職選挙法違反を逃れようとして、5000円という会費の設定や参加者に一人一人に対する領収書の発行もホテルがやったので、後援会や安倍事務所としての収入支出はないと言い張っています。もしそれが本当であれば、ホテル(内閣府などから高額な行事を受注してる)が、発注権限を持つ首相に便宜供与したことになり、贈収賄の構図になります。

どちらにしてもアウトで、完全に詰んでいるようです。

 

 検察に期待したいところですが、究極的には首相が指揮権を持っており、首相本人を追い詰めることはできないでしょう。

 マスコミ、世論、野党、自民党の自浄作用、官僚組織の自浄作用に期待するしかないのでしょうか?特に、内閣府の官僚の皆さまの良心に期待しています。

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