次の首相に望ましい人物として、20197月のロイター企業調査では安倍氏が他を圧倒していたのが、12月の同調査によると、石破茂氏がわずかながら安倍氏を上回ったとの報道がありました。安倍氏の支持が半減し、また、任期満了までは安倍氏が続けることが望ましいとの回答が6割を占めたものの、任期終了前の退陣を求める声も4分の1ほどあったとのことです。

企業の立場からは安定した政権が望ましいのは当然で、これまで安倍政権を支持してきた企業の意識が変化しつつあるということでしょう。

 

見苦しい言い逃れ

 森友、加計学園の問題にしても今回の「桜を見る会」の問題にしても、国民のほとんどがあきれるような言い逃れが多すぎます。嘘をついたのを糊塗するために新たな嘘をつかざるを得なくなっている感じで、テレビで見ていても痛々しいやら滑稽やらで、情けなくなります。

 よく考えずに軽いノリで発言すること、自分の誤りを絶対に認めずにバカバカしい言い訳を繰り返すことが、この首相の特徴です。

 菅官房長官の会見も、この問題に関する質問の時は、目が泳いでおどおどしている感じです。よほど後ろめたいのと同時に、自らの説明が破綻しているのを自覚しているのでしょう。彼は、本質的には理性的な人物のようですから・・・。

 安倍応援団のジャーナリストたちによる「いつまでこんな問題ばかりやっているんだ。」という野党などに対する逆切れ攻撃も、今度ばかりはあまり効果がないようです。

 

情けない自民党

 従来ならば、政権がこのような状態のときは、自民党内から倒閣の動きが出てきたはずです。それが今回は、そういった報道が見当たりません。党内の活力が失われてしまったようです。

 企業の意識に変化が生じつつある今、自民党も変わっていただかなければ、国民もさすがに愛想をつかすでしょう。

 

 疑惑に蓋をし、国民が納得できる説明を拒んだまま、9日に国会が閉会になりました。

 このまま何もせずにこの不道徳な政権の逃げ切りに手を貸しているとすれば、自民党には今後一切「道徳教育」などに口を出す資格はないと思います。

にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。


 
サイト案内(目次) 

スポンサードリンク