安倍政権が、前のめりの外交を展開して何の成果も得られないケースが目立っています。そんな中で、2020年春に中国の習近平主席を国賓として日本に招待することが、決定事項のようになってしまっていて、危惧を感じています。

 

今の中国とは距離を置いた方がいい

 中国との敵対は、なるべく避けるべきことはもちろんです。しかし、中国政府が「ならず者国家」として振る舞っているときに、むやみに親善を深めることは得策ではありません。付かず離れず、適当な距離を保つべきでしょう。

 今の中国政府は、まさに周回遅れの帝国主義国家です。世界の世論に背を向け、20世紀初頭まで欧米や日本がやっていたような植民地主義、帝国主義的な行動を臆面もなく繰り返しています。

 日本との関係だけに限っても、領土的な野心を隠そうともせずに尖閣諸島周辺への領海侵犯を繰り返しています。何人かの日本人を拘束までしています。そんな国の政府のトップを国賓として招くなど、彼らの行動を是認することにならないか、非常に心配です。

 

 世界的にも、ウイグル、チベット、香港などの人権抑圧の問題、南シナ海の不法占拠の問題など、目に余るものがあります。こんな時に中国と友好を深めるような行動は、世界の民主国家からひんしゅくを買うでしょう。

 中国の覇権を食い止めようと努めているアメリカの不興を買う恐れすらあります。

 

なぜ今、招かなければならないのか?

 今の中国と友好関係を深めようとすることは、道義的に問題があるだけでなく、国益も害すると思います。自民党ですら、かなりの国会議員が反対しているようです。

 1224日に安倍総理が中国の成都で行った記者会見によると、「日中両国が、アジアや世界の平和、安定、繁栄に責任を果たす意思を明確に内外に示す機会としたい。」とのことです。なぜこんな漠然とした目的しかないのに、多くの反対、不利益を無視して前のめりになっているのか、国民に分かりやすく説明していただく必要があると思います。

 この政権は、国民への説明ということがお嫌いなようですが・・・。

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