2年ほど前に大ベストセラーになった同じ著者の「医者が教える食事術 最強の教科書」の続編です。前書も私の食生活におおいに参考にしていますが、本書も大いに参考になりそうです。

 「医者が教える食事術 最強の教科書」(牧田善二)を読んで

 

 肥満大国のアメリカでも、脂質の摂取が多いわけではなく、コーラやフライドポテトなどの糖類(炭水化物)を大量に摂取していることが紹介され、炭水化物の摂りすぎが、肥満を招き、様々な病気の要因とされています。この点は前書と同じ趣旨ですが、最新の研究成果なども加え、反論を許さないまでに説得力を増しています。

 

本書の構成

 序章 偽エビデンスに騙されない!「食の正しさ」の正体

1章 都市伝説を正しく見抜く!食の嘘16

2章 人体の仕組みが教える「三大栄養素」の上手な摂り方

3章 人間のDNAにそった食材別の食べ方「実践編」

4章 肥満・老化・病気にならない究極の体の整え方

5章 最新医療と上手に付き合い100歳まで生きる方法

 

本書を読んで、安心したことが3つあります。

1は、数か月前に読んで実践を始めた次の本と内容的に一致していたことです。本書でも、コーヒー、ナッツ、ビタミンDが推奨されています。

「ハーバード医学教授が教える健康の正解」(サンジブ・チョプラほか)を読んで

 

 第2は、週に1本のワイン(アルコール量で100グラムほど)程度のアルコールは、まったく問題がなく、むしろ健康にいいかもしれないとされていることです。ビール、日本酒などの炭水化物の多いお酒は避けた方がいいようで、私は日本酒も好きなので少し困りますが、日本酒を飲んだときはご飯を減らせばいいでしょう。

 第3は、バター、豚肉の脂身なども含め、動物性の脂肪も健康に害はないらしいことです。少なくとも、炭水化物を摂りすぎるよりいいようです。

 

 本書は、何をどう食べるべきかの実践的な助言がたくさんされています。私のような定年後で老年期にさしかかっている人だけでなく、現役世代の人にも、ぜひ読んでいただきたい一冊です。

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