「ANAインターコンチネンタル東京」が、毅然として一流ホテルのプライドを示したようです。既にほとんどの国民は「首相は嘘をついている」と思っていましたが、やはり嘘だったことが証明されてしまった形です。

 

ANAホテルは、同ホテルでのパーティーや宴席について「領収書を宛名を空欄のまま発行することはない。」などと野党側に回答し、野党側は総理のこれまでの答弁との矛盾を17日の国会審議で追及しました。それに対し、総理は、総理側からホテルに問い合わせ、ホテル側から同日昼に「個別の案件については営業の秘密に関わるため、回答に含まれていない。」と説明されたと主張しました。

しかし、ホテルの広報担当者は、同日夜、朝日新聞の取材に対し、「『個別の案件については営業の秘密にかかわるため、回答に含まれていない。』と申し上げた事実はない。」と返答したとの報道です。

 

驚くような対応だ!

 政界で大騒ぎしている「桜を見る会」のことですから、ホテルの一担当者がついうっかり本当のことを答えてしまったなどとは考えられません。ホテルとして熟慮し、腹をくくったうえでの回答なのでしょう。

 普通に考えると、ホテル側に問い合わせた総理側の人物は、ホテル側に口裏合わせを依頼するでしょう。その時点でホテル側に明確に拒絶されれば、総理もあんな答弁はしなかったはずです。

 総理側の人物も、後ろめたい気持ちから、「察してくれ!」という気持ちをにじませながら曖昧な確認にとどめ、ホテルが言ってもいないことを作文してしまったのかなと想像しています。

 ホテルが忖度してくれなかったことに首相サイド、与党は驚いているようですが、私もびっくりです。

 

 ホテルとしては、首相から、あて先を未記入の領収書を何枚も発行したかのように言われ、「うちは、そんないい加減な処理をする三流ホテルじゃない!」と頭に来ていたのではないかと思います。

 自民党サイドでは「もうANAホテルは使わない」などとぼやいているようですが、逆恨みというものです。このホテルに対する一般の評価は高まったでしょう。

 次にプライドを見せてくれるのは、どの組織でしょうか?内閣府?

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