WHOをめぐって米中がせめぎ合いを続けています。といっても中国はあまり表に出ず、その意を受けたWHOのテドロス事務局長がアメリカの攻撃にさらされ、防戦に努めているように見えます。
WTOの中国寄りが露骨過ぎた
新型コロナウイルスの問題に関するWHOの動き、中国に気を使った対応ぶりがあまりに不自然で、さすがに露骨過ぎました。武漢における感染拡大の初期、中国政府が新型の感染症の発生を隠し、感染拡大防止の対応が遅れたのは、否定しようのない事実です。中国の政府系でないマスコミ、ジャーナリスト等も指摘しており、否定しているのは共産党政権の主流派(習近平系)だけです。その中国政府の対応をWHOが称賛して見せ、世界を唖然とさせました。
良識派の国々も
世界の多くの国々は、アメリカの中国やWHOに対する姿勢にもうさん臭さを感じており、これまではどちらとも距離を置こうとする国が多かったように思います。巻き込まれたくない気持ち、トランプ大統領と同列視されたくない気持ちがあるのかもしれません。各国首脳には知的エリートが多く、その種の人はトランプ大統領に対しては冷笑的であるようですから・・・。
しかし、WHOの露骨に中国寄りな姿勢や、中国政府が感染拡大の責任を全く感じていないような居丈高な態度を示し続けるのを見て、米国を応援する気運が高まってきたように感じます。
台湾の参加を拒むことは完全な悪
WHOは、世界の健康、医療等のための組織であり、例えば感染症対策にしても、少しでも多くの国や地域が参加すべきです。政治的な問題を理由に台湾の参加を拒むことに一片の正義もありません。そのことだけをとっても、WHOは正常に運営されている組織とは言えないでしょう。
WHOの改革が求められていますが、台湾の参加を認めるか否かが、まともな組織になったか、相変わらずダメな組織のままなのかのリトマス試験紙かもしれません。
日本政府にも、中国政府に過度に気を遣わず、WHOの正常化に向けて努力するようお願いします。
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