最近の中国、習近平の動きは、馬鹿げていて、なかなか理解できません。
アメリカと経済覇権、技術覇権をかけた対立が決定的になっているときに、尖閣諸島や南沙諸島で挑発を繰り返し、香港で騒ぎを起こし、インドとの国境でも武力衝突を起こし、ブータンとまで国境紛争を起こしています。アメリカ一国との紛争だけでも分が悪いのに、わざわざ敵を増やそうとする動きは、正気とも思えません。単に、覇権主義、拡張主義、自らの力の過信だけでは、アホすぎます。
しかし、先日(2020年7月26日)、サンデーモーニングを見ていたところ、田中秀征さんのコメントで、ようやく中国の思惑についての一つの納得できる解釈に出会いました。
田中氏の考え
田中秀征さんは、中国がこのような動きをすることを予測されていたとのことでした。田中氏によると、新型コロナの感染拡大の責任を国際社会から追及されることを避けるため、あちこちに火を着けて回っているのだとのことです。あちこちで騒ぎを起こす中で、誤魔化してしまおうという魂胆とのことです。だから、世界は、そんな動きにごまかされず、新型コロナ拡大の原因究明、責任追及をしっかりやらなければならないというのが、田中氏の主張です。
私なりの補強意見
田中氏の意見は説得力があると思います。しかし、世界がそんなことで誤魔化されるものかという疑問を感じるかもしれません。
そこで、私なりの補足説明、補強意見は、次のようなことです。
中国は、あちこちで理不尽な主張をし、理不尽な騒ぎを起こすことで、世界に「こんな厄介者に何を言っても無駄だ!」「馬鹿には関わらないほうがいい!」と思わせ、責任追及をあきらめさせようという魂胆なのではないか・・・。
もう一つの可能性
もう一つ、考えられる可能性は、成果を競う現地組織、機関が勝手に暴走し、共産党中央が統制できない状態になっているのかもしれないということです。
旧日本軍の関東軍などで前例があります。
いずれにしても、周辺国にとっては迷惑な話です。かつての秦から明の時代までの、周辺から尊敬される大国への道からは、遠ざかる一方です。
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