安倍総理は824日に在任期間が佐藤栄作氏を超え、歴代最長となったことが大きく報じられました。支持率の推移等を見ると、国民の多くはこの政権に飽き飽きしており、一日も早い退陣を希望しているようです。

 

なぜこんなに長くなった?

元々あの人は、長く総理の座にとどまることだけを目的にしていたようですが、特に最近はその姿勢が目立ちます。野党が憲法に基づく手続で国会開会を要求しても応じない閉会中審査にも出席しようとしない大事な場面で記者会見も開こうとしないやむを得ず行った会見ではロクに質問も受け付けずに打ち切る・・・。

「やる気がないなら辞めてくれ!」と言いたくなるような怠け者ぶりでした。過労による体調不良など、ふざけるなと言いたいところです。

気持ちは分かります。国会や記者会見を開けば、コロナ対策の混乱や失政、再燃しつつある森友学園の問題、河合前法務大臣夫妻の問題などを追及され、答えに窮することが明白ですから・・・。静かに大人しくして、在任記録の達成を狙ったのでしょう。

長い在任を助けたのは、野党のだらしなさ、自民党内のだらしなさに加え、北朝鮮と韓国です。失政が明らかになったり、不祥事が起こったりして政権がピンチになると、北朝鮮がミサイルを飛ばしたり、韓国政府がアホなことをして、国民の批判が鈍ってしまいました。

「韓国、北朝鮮は安倍政権の最高の応援団」 参照

 

 ご本人たちは、アベノミクスなる経済政策が功績だと考えているようですが、他国に比べて経済成長率はもとより、株価の上昇も低い水準です。以前より日本の株価が上がっているのは、世界的な好況が続いた影響と、日銀などがETFを大量に買いこんで株価を釣り上げているだけです。とても「功績」などと言える代物ではありません。

 コロナ騒ぎが始まる前に、日本の経済がマイナス成長に転じたことも明白になっています。

 

もう引き時だ

 官僚からの求心力も落ちています。広島、長崎の原爆記念式典の式辞がコピペだったことは、そのことを象徴しています。注目される演説ですから、同じ趣旨のことを言うにしても、表現を変えて、全く同じだと思われないようにするのが役人の常識です。その手間さえ惜しんだということは、官僚の士気が低下しているのでしょう。

 政界での求心力は、言うまでもありません。

 

 まだ少しは力の残っている今のうちに、辞任するのが本人のためだと思います。これ以上しがみついていると、旧民主党の菅元総理のように、石もて追われる、寄ってたかって引きずり降ろされるような羽目になりかねません。

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