916日に菅新内閣がスタートしました。

 様々な有識者、各政党幹部などの新内閣に対する感想が報じられていましたが、概ね、新味のない内閣という評価だったようです。私が秀逸だと思ったのは、共産党の小池氏による「安倍晋三さんのいない安倍内閣」との評、テレビを見ていて吹き出しました。あの方は私とは政治的意見は異なるでしょうが、なかなかユーモアのある人のようです。

 新総理の立場上やむを得なかったのだろうと同情はしますが、麻生氏などを副総理に残留させなければならなかったことは、イメージ的に最悪でしょう。育てられ方が悪かったせいでしょうが、訳もなく上から目線で、品がなく、そもそも森友問題での財務省の対応の責任を問われて、更迭されるべき人だったわけですから・・・。

 

河野行革担当大臣には期待

 私が河野氏を注目し始めたのは、平成28年にあの方が国家公安委員長の時です。あの時、公安委員会規則を「新旧対照表方式」で改正し、この方式の普及を図ろうとされました。この方式は、法律、政令の改正ではまだですが、府省令では一般化したようです。

 「内閣改造 河野太郎外務大臣への期待」 参照

 

 この一件などから、河野氏は、普通の感覚の持ち主で、しかも、あまり周囲に遠慮せずに発言し、実行していくタイプだと感じています。政治家としては、必ずしも有利とは言えないタイプかもしれません。

 彼のこの性格は、防衛大臣の時の記者会見で日本のミサイル防衛システムの強化について「周辺国の理解が重要になってくると思われますが・・・」という記者からの質問に対し、「なんで中国や韓国の了解が必要なんですか?」と返したことにも表れています。日本の防衛について、尖閣諸島を強奪しようとしている中国や、日本の領土である竹島を不法に占領している韓国の了解など得る必要がないことは当然です。記者の下らない建て前での質問に対し、実質論・本音で返しました。左派マスコミが問題にできなかったのは、これがまさに正論で、国民の多くがあの考えを当然と考え、批判の余地がなかったためでしょう。

 

 河野大臣は、早速、深夜の就任会見を批判し、さらに縦割り行政「目安箱」を設置しました。すべてを彼が目を通すことは不可能だと思うので、彼を補佐する官僚の資質、気構えが重要です。

 今後に期待しています。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次) 


スポンサードリンク