都営地下鉄大江戸線2020年末から2021年始の約2週間、間引き運行していました。その原因となった運転士間の新型コロナウイルスの集団感染が、宿泊などで共同利用する庁舎の洗面所の水道のレバー(手回し式)で広がった可能性が高いことが、1月14日に報道されました。都交通局では、今後は手をかざすと自動的に水が流れるセンサー式への改修を検討するとのことでした。

 こういうことが起こりうることは以前から指摘されており、私もこのブログで、労働安全衛生関係の基準の見直し等を求めていました。

 「手洗い、洗面所の構造について提言したい」 参照

 

洗面所やトイレのドアなども危険

 水栓のレバーも危険ですが、私は使うときにレバーに軽く水をかけるなどの対策を取っています。

 対策の取りようがないのが、洗面所やトイレのドアです。新しい建物では、ドアなどに触れずに外に出られる構造になっていますが、手でドアを開けて外に出なければならず、出たところには手を洗う設備がないような建物もたくさんあります。私が出入りしている役場庁舎や企業、店舗にも、そんな建物があります。

 いつ大江戸線のようなことが起こっても不思議ではありません。

 

国、自治体や企業は早急に点検、対策を

 懸念していたことが現実に起こったのですから、厚労省は早急に、労働安全衛生の基準や公衆衛生の基準を見直すべきでしょう。

 自治体や企業も、基準の改正を待たず、早急に点検して、対策に着手すべきです。

 私が時々買い物をする店では、トイレで手を洗った後にドアを手で開けて出なければならない構造なのですが、ドアを出たところにアルコール消毒液を設置していました。施設の改修は急にはできないでしょうが、応急措置としてはそれで十分だと思います。

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