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 読んでいて、あらためて背筋が寒くなりました。

 アメリカ政府が、ドイツのメルケル首相の携帯電話を盗聴していたなどのことは、既に報道で知っていましたが、自分にも関係あることだという想像力に欠けていました。

 米国では、政府がイスラム教徒やジャーナリストなどに広く網をかけて通信情報などを収集していたことは、既に明らかになっています。日本でも同じようなことが行われているらしいことも、時々偶発的に明らかになる事実から、推測されるとのこと。

米国では、政府の情報活動を制限しようとする動きが、議会、メディア、一般市民の間で、市民権を得つつあるようですが、日本はまだまだです。メディアや市民の関心も、低いようです。

 

 私が、普段、ネットでどんなサイトを見ているか、どこにメールを出しているかなどが、情報として収集されています。何もなければ、その情報は、保管されたままですが、ひとたび私に何かの疑いがかけられると、それらの情報が分析されかねません。

 文科省の前川前次官の出会い系バー通いが、突然リークされたことを思い出します。

 

印象に残ったメッセージ

 「市民が反対しているのに政府が意に介さず法律を成立させるような社会では、政府は制御不能となります。あらゆることのコントロールが失われます。人々は政府と対等のパートナーではなくなります。全体主義にならない保証はありません。

 私たちはみな、自分たちの子どもを自分たちが引き継いだ社会よりも自由でリベラルな素晴らしい社会に住まわせたいと願っています。それを実現させる唯一の方法は、常に目を光らせ続けることです。」

 

 日本でも、政府の情報収集活動を監視し、制約する仕組みの確立が急がれます。
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