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 ゴールポストを動かすのは某国の常とう手段ですが、何と我が国の首相がゴールポストを動かしてきました。これでは、もう某国ばかりを笑っていられません。

 

森友への「関与」を「贈収賄」に限定

 首相は、昨年2月の国会答弁で「小学校の認可や国有地払下げには一切関わっていない。私や妻が関係していたとなれば、首相も国会議員もやめる。」と断言していました。それが、財務省が公開した文書などで、夫人の関与が明らかになったところです。

 約束を重んじる日本男児なら、当然辞職するべきところ、5月28日の参院予算委員会で、「私や妻が関係していたとなれば、首相も国会議員も辞める。」とした自身の答弁について、「贈収賄は全くない、という文脈で一切関わっていないと申し上げた。」と説明し、「関係していた」という意味を「贈収賄」に限定してきました。

 昨年2月当時も今も、首相や夫人が学園側から賄賂をもらっていたのではないかなどと疑って追及していた人はいないでしょう。むしろ、首相が学園に100万円を寄付したのではないかと思っているくらいです。首相も、追及している側が収賄を疑っているのではないことなど承知していたはずで、その上での答弁だったのです。

 つまり、発言当初に意図していた意味合いを、今に至って強引に捻じ曲げてきたのです。

 

国民はうんざりしている

 これらのやり取りは、国民が注目している中で行われており、国民も当然、首相がゴールポストを動かしてきたことを分かっています。また、首相側も、国民に分かってしまうことは承知していたはずです。その上で、ぬけぬけとこのような捻じ曲げをしてきたということです。

 よほど国民をなめている馬鹿にしているとしか思えません。

 人の上に立つ人が持つべき誠実さを全く感じられません。


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