能登半島地震の被災地では、「孤立」は解消されたようですが、地震から1か月近く経った今も道路は寸断している状態です。この様子では、志賀原発で事故があった際には、住民のスムーズな避難など不可能でしょう。
一方、国道8号線の上越市(柏崎市に隣接)地内でも地震による土砂崩れで通行止めになったいたのが、1月27日にようやく解除されたことが報じられています。またあの付近は、大雪の際はしばしば通行止めになったり立ち往生が発生したりする場所です。やはり柏崎刈羽原発で事故があっても、住民のスムーズな避難などできないでしょう。
国などは、地域外への避難をあきらめたのか、「屋内避難」などと言い出しています。屋外よりは放射線量は少しは小さいでしょうが、安全などとは到底言えません。無責任な話です。人口密度が低い地域だから少しくらいの犠牲は仕方ないと考えているのでしょうか?
志賀原発や柏崎刈羽原発に限りません。原発の立地している地域は、広い平野を後背地としている地域はあまりなく、ほとんど山が迫っている地域の海辺のようです。地震や豪雨などの際には、土砂崩れなどの災害も起こるでしょう。
また、志賀原発では、「想定外」の揺れのため施設がかなり破損しているようです。もう少し揺れが大きかったらと想像すると、恐ろしいものがあります。柏崎刈羽の近く、佐渡沖にも断層があるようです。
原発を再稼働するより、太陽光などの再生可能エネルギーの活用を加速すべきでしょう。絵に描いた餅のような避難計画を作ったり、毎年大騒ぎで避難訓練をするより、よほど効率的です。日本の周囲には、原発を攻撃しかねない物騒な国がいくつかあるのですから・・・。
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