地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

食料品の消費税も

 5月20日の野党6党首との党首討論で、高市首相が、選挙公約の食料品の消費税ゼロについて、「社会保障国民会議」の議論を踏まえて「夏前に中間取りまとめが出次第、政府として法案を提出する」と明言しました。

 その一週間前の13日、経済協力開発機構(OECD)が対日経済審査報告で、少子高齢化に対応する財源の確保等のため消費税率の段階的引き上げを提言し、最大18%とする試算も例示しました。OECDもIMF(国際通貨基金)も以前から日本政府に同様の提言をしていますが、動きがないどころか真逆のことばかりしでかしている日本の政治に呆れているでしょう。OECDやIMFの提言は納得できるものです。

 今のバラマキのままでは、円安が進み、日本はますます貧しくなり国民生活も苦しくなりそうです。子や孫のことを考えれば、消費減税などしている場合ではないでしょう。

資源節約を忌避

 トランプの暴走で始まった石油危機で、日本でもナフサの不足から様々な物資が不足しているようです。各業界から悲鳴が上がっていますが、高市政権は頑なに国民への資源節約の呼びかけを拒んでいます。

 せっかく省資源型社会に転換する好機が来ているのに、それを生かそうとしないのは、消費活動や生産活動が減速すると経団連などが嫌がるからでしょうか?

 子や孫の時代の社会のことを考えれば、化石燃料由来の物資を無駄遣いし続けていいはずがありません。

 高市政権の姿勢は、子や孫の世代、将来の日本の社会のことを考えず、今さえしのげればいい、次の選挙で勝てればいいという、とても刹那主義的なものに感じます。今の社会は将来に夢を持ちにくいため国民が刹那的な考えになっており、特に若者が刹那主義的と評されていますが、高市政権が若者にウケがいい理由はその辺にあるのかもしれません。
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 イラン戦争の終結に向けた交渉が進められています。トランプ大統領は、米国民の経済的苦境は自身の意思決定に影響せず、イランの核兵器取得を阻止することが最優先だと表明しており、終結するのか危ぶまれています。

トランプの面目のために戦争が続く

 そもそもこの紛争は、2015年にオバマ政権の下で結ばれた核合意について、2018年にトランプが一方的に離脱を宣言したことに始まります。その核合意は、少なくとも10年はイランの核開発が制約され、国際原子力機関(IAEA)の厳しい査察を受けるという内容で、その後11度にわたって核合意の履行が確認される等、十分に機能していたようです。トランプ大統領はそこから離脱し、さらにネタニヤフに唆されて武力攻撃まで始めました。

 前の合意よりイランに対して厳しい合意にしなければ、トランプの面目が潰れてしまうことが、合意が困難な原因と目されています。

トランプの方が危険

 報道等で言動を観察していると、イランの首脳らの方がトランプやネタニヤフより理性的だと思います。トランプは、イランに核兵器を持たせないと言っていますが、客観的に見れば、トランプが核兵器を持っている方がよほど危険な感じがします。自国民からも精神障害を疑われるような言動ですから・・・。

 第三世界は既に米国離れが顕著になっています。ヨーロッパの首脳らもトランプの米国とは距離を置こうとしているようです。
 米国民は、早く何とかしなければ、世界のリーダーたる地位を失ってしまいそうです。
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 任期満了に伴う新潟県知事選挙が5月14日に告示され、31日(日)の投開票日に向けて選挙戦が始まったことが報じられました。東京電力柏崎刈羽原子力発電所の再稼働の問題に関心を持って報道をチェックしていたので、この選挙には私も少し注目しています。

知事の背信?
 前回の選挙の際、現職の花角知事が、原発再稼働に同意するかどうかの判断について「職を賭して県民の信を問う」と公約していました。信を問う手法は明言を避けていたようですが、記者会見等により、住民投票の実施か知事が方針を示したうえで辞職・知事選を行って、その結果で再稼働に同意するかどうか決めるものと県民は信じていたようです。

 それを、再稼働に同意する意思を示し、それに対して県議会が信任することでお茶を濁してしまいました。彼は、「職を賭して県民の信を問う」と約束していたのであり、「県議会の信を問う」と言っていたわけではありません。

 この時点の県民へのアンケート調査等で、県民の多くが少なくとも現時点での再稼働はすべきでないと考えており、住民投票を望んでいたにもかかわらず・・・。避難路の整備も終わっていない状態で再稼働を認めたくないのは、住民なら当然です。

 あの当時ニュース映像で流れた会見の様子等を見ると、知事は後ろめたそうに見えます。知事自身は住民投票か辞職・再選挙をしたかったのに、自民党県議団や政府がそうさせてくれなかったのかもしれません。県民が、どう判断するか・・・?

議会制民主主義への冒涜

 私は、新潟県議会自民党の暴挙の方が問題だと思います。県民の多くが現時点での再稼働は認められないと考えていたことは県が行った県民意向調査やメディアが行った世論調査結果からも明らかでした。それを承知のうえで、県議会でそれと反する決定をしてしまいました。これは、議会制民主主義の根幹にかかわる問題です。自民党県議団は、「一般県民はバカだから選良である自分たちが代わって判断する」と言っているようなもので、傲慢の極みです。議会が住民の意向に明らかに反することをやるようでは、住民投票条例等の直接民主制の手法を導入することは必須のようです。
 今回の知事選、対立候補は立憲民主党の県議会議員(一期目)を辞して立候補した人で、知名度、組織基盤等に圧倒的な差があり、現職の優位は否めません。でも、どの程度迫ることができるか、注目しています。
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