地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

 毎日の報道で、宗教に関わるものがたくさんあります。世界を考えるうえで、宗教に関する最低限の知識は不可欠です。本書は、ニュースを理解するために最低限必要なことについて、子供にもわかるように解説しています。ただし、各宗教の教義についての深い説明はありません。

 トランプ大統領関係の報道によく出てくる「キリスト教福音派」、宗派の名前かと思っていましたが、そうではなく、主にプロテスタントの様々な宗派にまたがって存在しているとのことです。米国人口の4分の1にあたる約8千万人もいて、彼らは、聖書は「神の霊感」によって書かれたもので、一字一句すべて誤りのない真実だと信じています。神はアダムとイブを造られたのだから人間の性は男と女の二つだけ、「産めよ、増やせよ、地に満ちよ」とあるから人工中絶など絶対ダメという具合です。「聖書原理主義」といってもいいかもしれません。でも、聖書を盲信しながら、なぜあんな隣人愛のかけらも感じられない行動ができるのかは、やはり理解不能です。

 三大宗教(キリスト教、イスラム教、仏教)が概説されています。イエスは神の子で、神と同じに拝む対象ですが、ムハンマドは予言者であり、人間だから拝む対象ではありません。そこから、イスラム教では偶像崇拝を禁止しており、仏像などを破壊する動機があるようです。

 イスラムについては、日本人にあまり知られていないことを意識してか、その生活ぶりについてもかなり紹介されています。また、シーア派とスンニー派自爆テロなどを容認するコーラン上の根拠にも触れられています。

 世界に影響する三大宗教のほか、日本を知るうえで欠かせない神道オウム真理教統一教会の問題なども解説されています。神道と天皇家の関わり、特に靖国問題については、かなり詳しく、とても参考になりました。A級戦犯の合祀が報じられて以降も、日本の首相は靖国参拝を続けていましたが、中韓から文句はありませんでした。中曽根首相が「公式参拝」を明言した時から中国の反発が始まりました。また、A級戦犯の合祀が報じられて以降、昭和天皇が参拝されなくなり、その後の天皇も参拝していないこと等・・・。

 「日本人は尊いものを敬い、区別なく大切にしてきたのです。自分は宗教を信じているつもりはなくても、神社に行ったらかしわ手を打ち、お寺に行ったらお賽銭をあげてお祈りをする。そういうことをごく自然にする。あらゆる宗教施設をとにかく大切にしようという気持ちがあります。」私も同感です。この気持ちは、もともと森羅万象に神を見る多神教に由来するものでしょう。一神教の不寛容より、私にもこっちの方がしっくりします。
 これまでも宗教関係の本はかなり読んできましたが、知識の整理ができ、新たに知ったこともたくさんあり、満足しました。
 にほんブログ村 本ブログ 読書日記へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

 2026年5月7日、市民有志でつくる団体「田久保前市長×1億円請求プロジェクト」のメンバー2人が、伊東市の現在の市長に対し、田久保前市長への損害賠償請求を求める住民監査請求を提出しました。市の監査委員は60日以内に結論を出さなければならないことになっているので、もう1週間ほどです。

 請求人は、田久保がこの虚偽記載を行わなければ、学歴詐称は問題とならず、市長選挙は通常どおり1回実施されるのみで足り、その後の不信任決議、議会解散、市議会議員選挙、再度の不信任決議、失職及び市長選挙という一連の異常な経過は発生しなかったと述べています。その通りでしょう。

 報道ではよく分からないのですが、田久保氏に対する損害賠償請求は民法の不法行為を想定しているのだろうと思います。民法第709条は故意又は過失によって他人の権利又は法律上保護される利益を侵害した者は、これによって生じた損害を賠償する責任を負う。と規定しています。

 民法はあまり勉強していませんが、田久保氏に虚偽記載という故意又は過失があったことは確かです。市に損害が発生していることも確かです。田久保氏の虚偽記載と市の損害の間に因果関係があるのも一般的には確かですが、それが法律上認められるがどうか?

 市が余計な選挙費用等の支出を余儀なくされたことが、法律上保護される利益を侵害したと言えるかについては、興味深いところです。制度上はあのような場合に長が議会を解散する権限があることは確かですが、自分で虚偽記載しながら議会では誰も信じることができないような嘘っぽい答弁を繰り返した挙句、議会を解散することが許されるかどうか?

 仮に、議会を解散せずに辞職か失職していた場合にも、市長選挙1回分の損害賠償請求が認められるかどうか?

 住民監査請求をした側は、請求が認められなければ住民訴訟も辞さない構えです。どんな結果になるのか、楽しみです。嘘を吐いた政治家は痛い目に合うという前例になることを期待しています。
 にほんブログ村 政治ブログ 地方自治へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

 国会では、仮想通貨「サナエトークン」や中傷動画を巡って、高市首相の苦しい答弁が続いています。そんな中で、動画作成やサナエトークンの開発にかかわったとされる会社社長の松井健氏と高市首相の公設秘書の木下氏についてLINEグループのメンバーになったのは間違いないか」と野党議員から質問された首相は、 「何か月も外交、安全保障、経済対策、成長戦略について私も歯を食いしばって働き続けてまいりました。・・・」等と質問に全く答えずに全く関係のない答弁を始めました。

 質問者が「質問に答えてください」と注意しても回答とは関係のない話を続け、この関係の質問を受けるつど週刊誌の該当箇所を深夜に読まなければならないとか、総理としての業務時間の確保ができないとか愚痴っぽいことを言い、さらに秘書の「陳述書」を提出するので、「それをもって本件に関する詳細な問いへの答弁とさせていただきたいと考えます」などと言い出しました。

 あげくの果てに、「ほとんど睡眠もとってません。一生懸命仕事をしてます。」などと言い、結局質問には何も答えませんでした。

 忙しいとか睡眠もとっていないとか同情を求め、質問をかわそうとする甘えとしか言えません。秘書との中継ぎが大変なら、秘書の参考人招致を認めればいいだけのことで、バカげた言い分です。
 かつて、雪印乳業が食中毒事件を起こした際、追究された社長が「私は寝てないんだ!」と言い放ち、それが炎上して名門企業が再編を余儀なくされたこともありました。あのような甘えた発言は、一般の組織のトップとしても失格です。まして、国のトップには・・・。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次)

↑このページのトップヘ