サイト案内(目次)
副題 企業経営の健全性のために
本書は、15年ほど前、私が県庁で組織改革に携わっていた時、仕事の参考として読んで印象に残っていたものです。昨今、ボクシング協会や日本大学などで、なんでこんな人が組織のトップに立っているんだろうと思うような事例が目につき、この本にそんなことが書かれていたことを思い出し、読み返してみました。
15年前に買って読んだ本は、異動で組織関係の仕事を離れる時、後輩にあげたので、今回は図書館で借りてきました。
15年前に書かれた本ですが、内容的には全く古さを感じません。組織の抱える問題は、あまり変わっていないのでしょう。
この本の中で、「ザ・ゴール」(ゴールドラット)が推奨されていたので、早速それも買って読みました。感銘を受けたので、当時、一緒に仕事をしていた仲間にも勧めてみんなで読みました。それをきっかけに、ゴールドラット博士のファンになり、博士の著作で日本語で出版されているものはすべて読みました。私の仕事の進め方などにかなりの影響を与えてくれたと思っています。
本書の話に戻りますが、組織デザインをする際の注意事項、組織が疲労し、腐っていくメカニズムなどが説明されています。
例えば、マズローの欲求階層説を誤解して、自己実現という美しい言葉に安易に委ねようとしてはいけないことが説かれています。本当は、自己実現欲求の前に、承認・尊厳の欲求を満たしてあげなければならないのに、ポスト不足などからそれをしないまま、職員に自己実現を追求することを要求し、安上がりに済まそうとすることを戒めています。
私が、15年ぶりに読み返して最も身につまされたのは、組織の腐敗プロセスの中で現れる「ルールの複雑怪奇化」です。古いルールを廃止せずに残し、次々に新たなルールを重ねてしまい、複雑になってしまう現象です。私の古巣の県庁でも、どんな目的でそんなルールになっているのか分からなくなっているような変なルールがたくさんあり、仕事に支障をきたしていました。
組織のトップ、組織改正に携わる方、組織運営に携わる管理職の方などで、まだ読んでおられない方は、お読みいただければ参考になることがきっとあると思います。
![]()
にほんブログ村 参加しています。
コメント