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 半年ほど前にベストセラーの本書を図書館に借りる申し込みをしていました。ちょうど、年末年始の休み前に順番が来たので、読んでみました。

 

本書の主張

 著者は、中小企業の事業承継、再生を引き受けるファンドを運営されています。その経験から、サラリーマンでいるより、小さな会社でもいいから経営者、資本家になるべきことを推奨しています。それも、自らベンチャービジネスを起業したり、飲食店を開業したりすることは、1000人中3人ほどしか成功しないので、リスクが大きすぎるようです。

それよりも、既に何十年も事業を継続していて、ちゃんと事業として回っている既存の会社を買収するほうが、ずっと成功する可能性が高くなります。

現在、後継者がいないために廃業する企業の中には、かなり収益力のある会社もあるとのことです。また、前近代的な経営をしながら黒字を出している企業もあり、そんな企業は、大企業の管理職等としてマネジメントの経験を積んできた人が経験に基づいて経営すれば、飛躍的に収益が改善する可能性もあるとのことです。

 この点は、著者がベンチャー関連のビジネスや、中小企業の事業承継、売買ビジネスをやってきた経験から主張していることですが、私もたしかにその通りだろうと思います。

 昔は、企業の買収などというと高いハードルがありましたが、今は、M&Aの市場も整い、あまり面倒なく売買できるようです。

 

とても説得力はあるが

 雇われて労働力を売るよりも、自ら資本家になったほうが高い収益を得られることは、21世紀の資本」(ピケティ)などでも論じられています。資本家とそれ以外の人の格差は、拡大する傾向にあります。

「21世紀の不平等」(アンソニー・B・アトキンソン)を読んで

 「新・日本の階級社会」(橋本健二)を読んで
 

 私は、残念ながら、これまでの職業人生のすべてを地方自治体で過ごしてきたので、民間企業の経験はありません。したがって、私は著者の手法を実践するわけにはいきません。しかし、自分の労働による収入だけに頼ることも老後が不安なので、少しでも配当収入、株主優待の恩恵を目指し、若いころから続けてきた株式への投資を続けようと思います。

 公務員の副業は禁じられており、アパート経営などは制約されますが、株式投資はOKです。

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