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フランス大統領にマクロン氏が当選しました。ニュースでは、安堵感から日本の株式市場も大幅に値上がりしたとのことです。
一零細投資家のジレンマ
他国の大統領選挙にそれほどの思い入れはありませんが、多少の関心はありました。一つには、零細投資家の一人として、株式市場や為替への影響が気になったこと、もう一つは、グローバリゼーションの行き過ぎへの歯止めとなるかという関心です。お気づきのように、この二つの希望のベクトルは、同じ方向ではありません。
零細投資家の一人としては、マクロン氏の勝利を願っていました。仮にマクロン氏が敗れれば、株式は下落し、更に円高になって中期的にも悪影響があるだろうと思ったからです。
しかし、グローバリゼーションの行き過ぎに歯止めがかかってほしい気持ちがあり、ルペン氏への期待もありました。イギリスに続いてフランスもEU離脱となれば、アメリカのトランプ大統領の誕生と合わせて、反グローバリゼーションの流れは確定的になったでしょう。今以上に貧富の格差を拡大させ、中流階級人口を減らさないためには、行き過ぎたグローバリゼーションに歯止めをかける方がいいと思います。長期的な社会の安定のためには、そうすべきだと思います。
フランス国民は、EU残留を希望してのでしょうか?それとも、EUは離脱したいが極右は嫌だという気持ちが強かったのでしょうか?大量の棄権は、何を意味するのでしょうか?
今後の動きも注目したいと思います。