地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2017年08月

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 8月3日に行われた内閣改造で、河野太郎氏が外務大臣に任命されました。私は、安倍総理には何も期待しておらず、早く次のまともな政権が出現することを願っているのですが、日本をこれ以上壊さないよう、各大臣には精一杯やってほしいと思っています。

 そんな中で、河野太郎氏には、かなり期待しています。私が彼を評価しているのは、普通の感覚の持ち主であり、周囲に流されずに言うべきことを言ってきている点です。また、実務的な人だろうとも想像しています。

 

法令改正の「新旧対照表方式」

 明治以来、法令改正は、伝統的に「第○条中、「○○」を「△△」に改める。」という改め文方式で行われていました。この手法では、どういう改正が行われたかが分かりにくく、平成12年に鳥取県が県民に分かりやすくするため、新旧対照表方式を採用しました。「新旧対照表方式」とは、改正前の条文と改正後の条文とを表形式で対照して改正の内容を記述する方式です。現在は、地方公共団体の半数程度が採用していると思います。

私が、地方公務員としての視点で、最も河野氏を評価しているのは、平成28年に彼が国家公安委員長のとき、公安委員会規則を新旧対照表方式で改正し、これを国の法令改正で広めたいという意向を表明されたことです。

普通の感覚を持ち、やるべきことを面倒がらずに実行する人だと感じました。これが、私が政治家としての河野太郎氏を認識した最初です。

 

外務大臣として

 就任されて数日ですが、既に、韓国に対しては慰安婦問題の日韓合意の履行を促し中国外相に対しては南シナ海問題で力を背景とした現状変更の試みに反対を表明し、応酬があったようです。

 今後も、言うべきことを言う持ち味を発揮し、活躍されることを期待します。

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長期継続契約は、長期の契約であることが趣旨、目的ではなく、年度をまたぐことを趣旨、目的とすることをストレートに宣言しているのが、山口県の「長期継続契約を締結することができる契約を定める条例」です。県を見習って、山口県内の自治体も同様の定め方をしているところが多いようです。

 

山口県「長期継続契約を締結することができる契約を定める条例」

地方自治法施行令(昭和二十二年政令第十六号)第百六十七条の十七の条例で定める契約は、次に掲げる契約とする。

一 物品を借り入れ又は役務の提供を受ける契約のうち、その契約の性質上一年を超える期間を定めて契約を締結しなければ当該契約に係る事務の取扱いに支障を及ぼすようなものであって、次に掲げるもの

 イ 電子計算機若しくはその関連装置又は情報通信機器を借り入れる契約

   以下、ロ~ネ略

二 四月一日から役務の提供を受ける必要がある契約であって、当該契約の期間が二年度にわたらないもの

 

 この条例の第2号は、明らかに、4月1日から役務の提供を受けなければならないような契約は、前年度中に契約手続をするために、長期継続契約に指定しています。これこそ、長期継続契約の趣旨、目的を正しく理解し、活用しようとしている立派な条例です。

 長期継続契約であっても事業年度開始前の契約手続は不可だとか、長期(複数年)の契約でなければ該当しないなどという馬鹿げた運用をしている自治体の制度担当者は、山口県を見習っていただきたいものだと思います。

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 認知症について、介護者と介護を受ける人の両方の視点から描かれています。途中まではとても重苦しく、明かりが見えない展開でしたが、最終盤で何とか救いが見えました。

 ただ、この救いは、すべての人に通用する救いではなく、認知症になる前の親子関係などが極めて良好であった場合に限るようで、当てはまる人はそれほど多くないかもしれません。

 認知症患者の視点から描かれた部分も、リアリティーがあります。私は、道に迷う夢を時々見るのですが、その時の切迫感に似た感じがします。

 私は、両親とも既に送りましたが、幸い二人とも認知症にならずに亡くなりました。義母は健在で、一人暮らしをしていますが、しっかりしています。しかし、認知症の介護中の親戚もあり、また、昔、高齢福祉関係の仕事をしていたころ、認知症のこともかなり勉強しました。三好春樹氏の著作等も何冊か読み、介護者の苦労については、知識だけは持っています。

 そういう私のような生半可な知識を持っている人が、先回りの心配ばかりすることによって、悪循環に陥るようです。

 

 私も、妻や子供たちにあまり迷惑をかけないよう、歩くなどの運動をし、頭を使い、栄養にも気を使っていますが、生き方にも気を付けようと思います。

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