ある地方公共団体が設置している会館で、現在は屋内に喫煙所があるのを屋外に移設する準備をしています。
300人規模の会議ができる講堂から20人規模の会議室まで、8つ程度の会議室を備えた会館で、毎日多くの人が利用しています。現在は、講堂付近の屋内にある喫煙所を廃止し、屋外に新設する計画です。玄関のすぐ脇では、入り口付近に煙が流れてきて苦情が予想されるので、少し離して、目立たないように設置するとのことです。
タバコを吸う利用者から逆に苦情が出るかもしれませんが、受動喫煙防止のためにはやむを得ないところでしょう。
屋内禁煙から敷地内禁煙へ 喫煙所への厳しい目
庁舎、会館などの公共施設は、少し前までは分煙、つまり喫煙スペース以外での喫煙禁止が主流でした。
今は、屋内全面禁煙が主流になっており、屋外(敷地内)に設置した喫煙所でのみ喫煙を認めるという地方公共団体等が多いようです。屋内の喫煙所は、住民等の厳しい批判に耐えきれず、滅びつつあります。
現在は、さらに進み、敷地内全面禁煙に踏み切る自治体も増えつつあります。
屋外に喫煙所を設置する場合、出入り口付近に設置することが多く、出入りする人はタバコのにおいのする中を通らざるを得ません。当然、当局に苦情が寄せられ、敷地内全面禁煙にかじを切ることになります。
ネットでも、市役所などの庁舎の外(敷地内)の喫煙所が批判にさらされている記事などが、目に入ります。
2020年の東京オリンピックまでに飲食店を全面禁煙にするかどうか、もめているようですが、全面禁煙が当然だろうと思います。
路上喫煙の禁止
以前、私が県の教育委員会にいたころ、公立学校などで敷地内全面禁煙としたところ、校門の外で教職員が喫煙していることに対し、批判されたこともありました。
一昨日のニュースでは、大手ファミレスチェーンのすかいらーくが、本社の社員が通勤の際に最寄りの駅やバス停からオフィスまでの間で喫煙することや、休憩時間中に近所のコンビニの喫煙スペースで喫煙することを禁止したとのこと。英断だと思います。これからは、一層ガストなどをひいきにしようと思います。