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「20万人を診てわかった医学的に正しい食べ方68」という副題がついています。
半年ほど前に非常に売れているということで気になっていたのですが、ようやく読んでみました。
糖質、炭水化物の摂取が寿命を縮める
全編を通して、糖質、炭水化物を摂って血糖値を必要以上に上げることが、体に様々な悪影響をもたらすことが繰り返し述べられています。脂肪分などを摂ることよりも、糖質、炭水化物を摂るほうが、肥満に直結することが理論的に説明され、説得力があります。
糖質を過剰に摂取すると、血糖値が急上昇し、その結果、膵臓からインシュリンが大量に分泌され、その結果、血糖値が急降下します。これを「反応性低血糖」といい、疲れやすさ、眠気、やる気が起きないなど、重い場合はめまい、吐き気などの症状が、清涼飲料水を好む人たちによく見られ、アメリカなどでは問題になっているとのことです。
清涼飲料水などを飲むと血糖値が急上昇し、そうすると脳内でドーパミンやセロトニンという脳内物質が分泌されて、ハイな状態になります。しかし、すぐにインシュリンが分泌され、血糖値が急降下して、低血糖の状態になり、疲れたような状態になります。すると、またハイな状態に戻りたくて甘いものが飲みたくなります。この「糖質中毒」は、飲料メーカーによって意図的に作り出された状態とのことです。
また、同じ糖質、炭水化物でも、血糖値を急上昇させる悪性度の高いランキングが紹介されています。
悪性度ランキング1位 缶コーヒー、清涼飲料水、ジュースなど
悪性度ランキング2位 砂糖の入ったお菓子
悪性度ランキング3位 果物
悪性度ランキング4位 白米、白いパン、うどんなど
悪性度ランキング5位 玄米、全粒粉パン、イモ類など
アルコールは体にいい
うれしかったのは、アルコールは、体に悪くなく、むしろ健康にいいとのことです。もちろん適量ですが。特に、ポリフェノールが豊富な赤ワイン、血糖値を下げる辛口の白ワインが健康に良いのでお勧めで、日本酒、ビールなどは糖質が多いのであまりお勧めでないそうです。
夕食など、たんぱく質や野菜をたくさんつまみにしてワインを少し飲み、ご飯やラーメンは食べずに寝るのが、最も体にいいとのこと。
ただ、私としては、アルコールを摂取したときに体内で発生する活性酸素も気になりますが、本書ではそのことに触れておらず、気になる点です。
また、運動による体重抑制よりも食事による体力抑制を重視し、筋力トレーニングなどに否定的な書きぶりですが、廃用性症候群のことに触れられていないことも、完全にこの本を信用しきれない部分です。
ただ、全体的には説得力もあり、参考になる本です。私は、コーヒーは普段はブラックで飲むのですが、仕事や勉強の前など、脳に栄養を与えて気合を入れるために意識的に砂糖を多めに入れて飲んでいました。そんなことはしないほうがよかったかもしれません。少し控えてみようと思います。