地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2018年10月

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 これまで、哲学についてはほとんど勉強したことがありません。

 高校の倫理社会では、ソクラテス、プラトン、カント、ヘーゲルなどは習いましたが、ほとんど忘れてしまいました。ニーチェなどは、習った覚えもありません。

 「神は死んだ。」という言葉とかニヒリズム(虚無主義)は聞いたことがありましたが、ニーチェの思想についてまとまった知識は皆無でした。そこで、ニーチェの思想について、漫画で概略を理解できれば儲けものだと思い、図書館で借りて読んでみました。

 読みやすく、楽しめ、分かりやすい本で、お勧めです。

 

アドラー心理学に似ている?

 読み始めてすぐ、以前に読んだ「嫌われる勇気」「幸せになる勇気」(岸見一郎ほか、アドラーの心理学を解説した本)で説かれていたことと似ているという印象を持ちました。

 一般に、他人に同情することは良いことだとみなされていますが、ニーチェは、「他人に同情する人は、実はそのとき自分のうちに力を感じる快感を得ている。」、つまり、同情とは相手に対する優越感とセットのものと捉えました。意地の悪い考え方のようですが、私には否定することはできません。

 このように、ニーチェの思想は、人間の心理を深くえぐるような面があり、後の心理学(フロイトなど)の先駆けとなったようです。アドラーの考えと類似点があるのも当然です。

 

日本人にはなじみやすい

 キリスト教のような一神教に浸されていない一般的な日本人は、絶対的な価値など存在しないことを抵抗なく理解できます。私たちの善悪の基準と、別の文明で育った人の善悪の基準とは異なっていることを、自然に理解しています。絶対的な価値観などないことを説くニーチェの考えは、無神論者の多い日本人にはなじみやすいでしょう。

 ただ、「善」とは弱いものが自分を守る口実に過ぎないと言われると、観念的には理解できるのですが、同意しきれない部分はあります。

 

本書のあらまし

 レストランでアルバイトをしている主人公は、他人に気を使いすぎる面もある優しい20歳くらいの女性です。それが、近所に住む客の爺さん(猫じい。ニーチェを理解している。)、同僚の女性たち、先輩などとの関わり合いの中で、同情とはどういうことか、絶対的な価値などないこと、自分の価値観を持ち、それに従って生きていくべきことなどを学んでいくストーリーです。

 

 私は、絶対的な価値などないことは理解していましたが、与えられた価値観を自分の価値観としてそれに従って生きていたのではないかと言われると、否定などできません。せめて、自分が今持っている価値観は社会から与えられたものであることを自覚していようと思います。そうすれば、いつか自分の価値観を持てるようになるかもしれません。

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 台風で1週順延になった江戸城無血開城の回が、先日(107日)放送されました。

 その前の回までは、薩長側が幕府討伐の勅書を偽造し、ならず者を使って江戸で商家を襲うなどのテロを起こし錦旗を偽造するなど、様々な悪事、皇室に対する不敬を働いたことが描かれ、それらの悪行のすべてが、徳川慶喜がフランスの協力を得るために日本の国土の一部を割譲することを防ぐためという一点で正当化されていました。その後の歴史を見ると、慶喜がそんなことを考えていたとは思えず、どうやってつじつまを合わせるのだろうと私なりに危惧していました。

 「かなり正直な「西郷どん」」

 

 先日の放送では、慶喜がフランス、イギリスの介入を極力避けるために正面からの武力衝突を避けたことを西郷どんが知りました。結局、薩長側の悪行は、正当性のない単なるテロ行為だったということです。薩長が、討幕のための手段として尊王とか攘夷という旗印を使ったわけです。このドラマは、西郷隆盛を主人公としているので、途中までは基本的に明治政府が作った歴史観に従うのでしょうが、ここまで正直に西郷らの悪行を描いていることに少し驚き、さわやかさを感じています。事実は事実だから、庇いきれないといったところでしょうか?

 

 結局、歴史は勝者が作るものであることが、よく理解できます。

 薩摩、長州、逆に会津、庄内、長岡などの地域の人たちは、どんな思いでドラマを見ているでしょうか?

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 人の性格を見抜くことは、非常に困難です。30分から1時間程度の採用面接の中で、受験者が職員としてふさわしい人物かどうかを判断することは、かなり経験を積んだ面接員でも難しいことです。

 特に、公務員の場合は、受験者の多くが公務員試験の予備校などで訓練を受け、皆が「人々のために役立てる仕事をしたい。」「地域の役に立ちたい。」などと同じような志望動機を語るので、それが本気なのか、合格のための建て前なのかを見極めなければなりません。

 

採用の失敗は不可避

 どんなに慎重に面接したとしても、ふさわしくない人物を採用してしまう失敗をゼロにすることはできないと思います。私の勤務していた自治体でも、「何でこんな奴を採用したんだ!」「誰が面接したんだ!」「これだけおかしな奴なら面接で分からないはずがない!」などと採用担当部局が非難されるケースも何度か耳にしました。

 しかし、自分でも採用面接を何年かやって、間違いを防ぐことはほとんど不可能だと思うようになりました。幸い、私が面接をした職員では、その後の様子は分かりませんが、採用後数年の間に問題視されるような事例は耳にしませんでした。しかし、過去の事例を調べる中で、そのような考えに至りました。

 

条件付採用期間満了時の審査を厳格に

 一般に公務員は、6か月の条件付採用期間があります。その満了前に、条件付採用を終わらせて本採用にしていいかどうかの審査をするのですが、あまり厳格に行っていない自治体が多いような気がします。

 大抵、新人を配属された所属の長が簡単な意見書を書き、それでOKになります。多くの場合はそれでいいのですが、所属長や人事当局が、多少問題がある職員であることを認識していても、もめ事を避けてそのまま通してしまうことがあるようです。

 採用面接と異なり、6か月も観察していれば、かなり本性が現れます。具体的には書けませんが、それをうやむやにしたまま本採用に移行し、しばらくして問題を起こすケースも目にします。

 

勇気をもって雇用打ち切りを!

 条件付採用から本採用に移る段階での任用拒否は、かなり任用側の裁量が重視されます。不適格な職員を排除する最後のチャンスといえます。このチャンスを逃すと、自治体の将来の損失は膨大になります。

 直接の上司だけに任せず、また、直接の上司が不適当だと判断したときにその上司を矢面に立たせないような制度上の工夫が必要だと思います。

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 韓国が「国際観艦式」に関し、日本に自衛艦旗(旭日旗)を使わないように要請している問題が、ヒートアップしています。ほとんどの日本人が腹を立てています。

 そもそも旭日旗については、普通に問題なく使われてきたものが、ある時期から職業的反日家にあおられて問題化したものです。旭日旗は、ナチスドイツのカギ十字とは違って、特定の政治的立場を象徴していた歴史もありません。

 

歴史的に見ても

 朝鮮の軍隊が旭日旗を掲げた日本軍と戦ったことなどほとんどなく、太平洋戦争では戦場にもなっていません。朝鮮半島は、平穏に統治されていたものです。日の丸なら分からなくもありませんが、日の丸にケチをつけるのはさすがにリスクが大きすぎると思って、旭日旗にケチをつけているのでしょうか?

 それとも、旭日旗を見ると、戦時中、朝鮮の優秀な若者がこぞって日本軍に志願した歴史を思い起こさせ、恥ずかしいのでしょうか?若き日の朴正煕を始め、多くの若者が日本軍や日本軍の士官学校に殺到した歴史的事実は、「朝鮮 日本軍 志願」などと検索すると、資料が山ほど出てきます。

 

参加取りやめ

 韓国内では、セレモニーの際に大統領が座上する艦を「独島艦」に変更して自衛艦が独島艦に敬礼せざるを得ない状況を作れば、海上自衛隊は自発的に参加を取りやめるだろうなどという馬鹿な案が取りざたされていました。

 そんな状況から、海上自衛隊は、5日、参加取りやめを韓国側に通告しました。当然、韓国の無礼を国際社会に際立たせるべきで、今後何があろうと韓国を支援しない口実ができました。
 また、参加を取り病めるだけではなく、相応の制裁を科さなければ、安倍政権の支持層の離反を招くでしょう。

 

竹島問題を国際司法裁判所に提訴する好機

 ちょうどいいきっかけですから、竹島問題を国際司法裁判所に提訴すべきです。むしろ、そうすることが日本にとって最善とも思われます。いきなりアメリカを中心とする同盟の和を乱すような提訴をすればアメリカが文句を言ったでしょうが、このような経緯なら、アメリカも日本にはあまり文句を言えないのではないでしょうか?

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 朝日新聞デジタルによると、韓国海軍1010日から他国の海軍との交流などを目的に開く「国際観艦式」に関し、日本などの参加国に「自国の国旗と太極旗(開催国である韓国の国旗)だけを掲揚するのが原則」だと通知したとのことです。また、報道官は「海軍は旭日旗に対する国民の憂慮を解消するために努力している。」とも説明し、各国に対する要請の形をとりながら事実上日本に対し、自衛艦旗(旭日旗)を使わないよう間接的に要請したものであることを暴露しています。

 旭日旗は、いろいろな場面で使われる伝統的な意匠であり、また、正式な自衛艦旗です。軍艦が艦尾に軍艦旗を掲揚することは、確立している国際慣行であり、儀礼でもあります。こんな無礼な話には、日本のかなり親韓的、左翼的な人たちですら腹を立てるでしょう。まして、こんな要請に応じた場合、安倍首相の支持基盤の離反が避けられません。

 

一抹の不安

 常識的に考えれば、海上自衛隊、日本政府が、こんな要請に応じるはずがありません。要請をして、それを拒否された場合は、要請した韓国海軍の面子が傷つきます。そんなことは韓国海軍も承知しているはずで、それをあえて要請してきたことに疑問を感じました。事前に日本側の内諾を得ていたのかもしれないと考えました。

 しかし、それはなかったようです。防衛大臣、海上自衛隊幹部とも、旭日旗掲揚を明言しています。

 韓国側はさらに日本側と協議することを表明していますが、日本としては毅然として国際慣行どおりの対応をするべきでしょう。一緒に参加する各国海軍にも、軍艦旗を掲揚するななどという無礼な要請には応じないよう、根回しも肝要かと思います。

 そんな要請をするなら参加しないなどと、こちらから言う必要はありません。そんなことをすると拗ねているようで、また、相手の思うつぼです。毅然として拒否を続け、仮に韓国側が招待を取り下げてきたら、相手の無礼を際立たせつつ、参加しなければいいのです。

 

 あの国は、少しでも譲歩すると図に乗ってさらに理不尽なことを要求してくる国民性です。そのことは安倍政権も身に染みて理解されていると思います。例えば、パレードの時だけ自衛艦機を下すなどという譲歩はすべきでありません。

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