2018年版にはあった「北方四島は日本に帰属する」という表現が、2019年版の外交青書からは消えたという報道が、4月23日にありました。
識者からの批判も多いようです。ロシアとの交渉を進めるためにロシアを刺激したくない思惑は理解できますが、安倍総理が少々前のめりになっているのではないかと心配になります。
今年の2月、北方領土の日の大会アピールなどで「不法占拠」という言葉を使わなかったときもいろいろ批判されていましたが、そのときは私は政府を支持していました。国際法上は必ずしも不法占拠ではなく、あれを不法占拠といった場合、他の連合国の支持も得られないと考えたためです。
しかし、今回の対応には疑問です。日本が、北方四島に対する主権の主張を取り下げたと解釈する口実を与えかねません。日本の主権を支持してくれている国々もがっかりするでしょう。
相手に配慮、譲歩しているばかりで、今のところ得られたものは皆無です。このままでは、これまでの譲歩は、失策になってしまいます。
話は変わりますが、今日から10連休です。私は幸い休めますが、地方公務員といえども窓口の職員、保育所等の職員など、この間に出勤しなければならない人もかなりおられ、少々後ろめたい気持ちもします。
妻に誘われて明日からしばらく手ごろな国内ツアーに参加します。3年前、県を定年退職したときは、その翌日から再就職したので旅行などはできませんでした。今回はちょうどいい機会です。その後、子供も我が家に帰省してくれるので、連休をのんびり楽しもうと思います。
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