地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしています。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2019年07月

 自民党の石崎徹衆議院議員が、秘書に対して常軌を逸した暴言、暴行を加えていた問題が参議院選挙の終盤に週刊誌に報じられました。その後、余罪、他のスキャンダルが次々に明らかになっています。

 国民としては、「またか!」という感じです。丸山穂高衆議院議員の事件は、まだ本人が議席に居座ってツイッターで各方面とけんかを繰り広げており、豊田真由子元衆議院議員の、「このハゲー!」も記憶に新しいところです。

 

3人の共通点

 この3人は、いずれも有名大学を卒業して、国のキャリア官僚になり、数年で辞めて国会議員になっています。公務員としては修行中に辞めてしまっています。

 権力志向が強く、自制心がないことが、性格の共通点でしょう。

 

人物の判定は難しい

 面接試験で人物を判定することは非常に難しいことであることは、以前もこのブログで書きましたが、一連の事件であらためて感じています。

 「条件付採用(試の使用期間)制度を有効に!」 参照

 

 彼らも、国家公務員に採用される際、各省庁の面接など、何重ものチェックを経ているはずです。さらに、国会議員に立候補して政党の推薦を受ける際、然るべき人が面接しているはずです。有権者も、この人物でいいのか、マスコミなどを通じて言動を観察していたはずです。

 そんな何重ものチェックをすり抜けて、こういう事件を引き起こすわけです。

 人物の見極めは、難しいものです。

 

 ただ、特に石崎氏と丸山氏は、外見から私は似たような印象を持ちました。一応整った顔立ちではあるものの、傲慢、酷薄な印象があり、あまりお友達になりたくない感じがするのです。私が面接員だったら、おそらく採用しなかったと思います。

 

 リンカーンが「40歳を過ぎたら自分の顔に責任を持て。」と言ったとか。彼らはまだ、自分の顔に責任はないかもしれません。

 私は、言い訳のできない年齢なので、頑張って内面を磨こうと思います。

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 2019参議院選挙が終わりました。投票率が48.8%と、24年ぶりに50%を割り込む低いものになったようです。

 野党が年金問題を争点にしようとしましたが不発に終わり、消費税引き上げ、原発再稼働などもほとんど議論されずに終わってしまいました。

 そんな中、各地で「選挙割」の取組も見られましたが、今回は目に見える成果を上げることはできなかったようです。

 

選挙割

 選挙割とは、投票した人が商店などで割引サービスなどを受けられる取組です。2012年の衆議院選挙から各地で取組が始まったようです。

 選挙管理委員会が財政負担をするわけではなく、サービスは参加する商店の提供ですが、「投票済み証」を発行するなどで協力する選挙管理委員会もあります。残念ながら、私の住む市の選管は、行っていません。

 投票所の近くにある商店、飲食店には、メリットのある取組だと思います。投票率アップにも一定の効果が期待できそうです。

 

関心の薄い人に投票させることの意義

 もともと政治への参加意欲の高い人は、選挙割などなくても投票します。

 選挙に全く関心がない人に、特典目当てに投票してもらうことに意義があるかどうかは、意見が分かれるところでしょう。しかし、選挙には少しは関心があるけれど投票に行くのが面倒だと考える人は多いと思われ、その人たちの背中を押すことは、意義があるのではないかと私は考えています。

 逆に、投票割につられて投票をすることをきっかけに、選挙への関心も生まれるかもしれません。

 このような取組が広がることを期待しています。

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 日本の輸出管理強化に対する韓国の反応が、まるで北朝鮮のようになってきました。

725日、韓国の李洛淵首相が、日本政府の輸出管理強化について「万一、日本が状況をさらに悪化させれば、予期せぬ事態につながる恐れもある。」と述べ、協議を呼び掛けたとのことです。

また、それ以前の15日、文大統領が、「結局、日本経済により大きな被害が及ぶことを警告する。」と述べたとのことです。

一連の韓国政府の言動は、自国の利益を害している点で、馬鹿げています。日本に協議を要請するにしても、こんな脅しのようなことを言いながら要請したのでは、日本側が応ずるはずがありません。嘲笑うだけです。本当に協議を希望しているのにこんな言い方をしているとすれば、常軌を逸しています。スーパーマーケットの床にあおむけになって泣き叫ぶ子供のようです。理性的な思考ができなくなっていると疑ってしまいます。

あれだけ反日的、詐欺的なことを繰り返しながら、日本からは特別な優遇措置を受けることが当然と考える甘えは、どこからきているのでしょう?

 

問題が発生してから一月近くになりますが、韓国は当面の対策としては何の手段も示せていません。各国に告げ口して回り、WTOへの提訴に言及しているだけです。

 

 3品目の輸出管理強化も、次に予定している「ホワイト国」からの除外も、安全保障上のことなので、韓国と協議しても撤回、譲歩は困難だろうと思います。日本固有の領土を武力で占拠している国が、「安全保障上の脅威のない国」と認定できるはずがありません。

 日本政府には、ここで、相手の出方によっては取引が可能な制裁措置をいくつか繰り出し、徴用工問題に決着をつけていただきたいと思います。もう韓国関係のニュースにはうんざりです。

 吉本興業があれほど大騒ぎになっているのも、国民が韓国関係のニュースにうんざりし、他の話題を求めているのではないかという気もしています。

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 昔から西村京太郎さんの大ファンなのですが、近年の作品に明らかな間違いや変な部分が多く、心配しています。出版社、編集者の皆様に、先生の名声を汚さないように注意していただきたいと思い、綴っています。

 

 この作品には、誰もが読み終えれば分かってしまう致命的な欠陥があります。結末がないのです。

 いくつかの事件が起こっていますが、どれも解決していません。最大の事件である列車爆破事件について、容疑者の動機の推測ができただけの段階で、物語が終わってしまっています。誘拐事件など、他の事件についても、犯人などの推測が語られるだけで、捜査もされず、犯人も捕まっていません。

 文芸Webマガジンで連載されたもののようですが、途中で放り出してしまったような感じです。

 

 他にも、刑事手続などの間違いがたくさんあります。

 まず、一度別の人物が犯人とされ、死刑判決が確定している事件について、簡単に別の人物を犯人とする公判が始まっています。ありえません。

 次に、長野地裁でのその公判について、ラジオが法廷内で生中継しています。ありえません。

 次に、その被告人が自殺(を装った他殺?)で死亡し、裁判所は、世論の批判を避けるためにすぐに有罪、死刑の判決を下しています。被告人が死亡した場合は、公訴棄却とすることが刑事訴訟法で定められており、有罪判決を下すことはあり得ません。

 さらに、その死者への地裁の死刑判決に対して、その死者に縁のあった女性に「上告」させます。「上告」とは最高裁に上げることであり、この場合は「高等裁判所に控訴」です。前提の判決自体がありえないので、どうでもいいのですが・・・。

 まだまだありますが、省略します。

 

 そのほかに、小説の構成としての妙な点もあります。

 私立探偵の橋本ら民間人7人に捜査を依頼するのですが、大掛かりな設定なのにその後の展開に反映されず、放りっぱなしです。「あれは何だったんだ?」という感じです。

 このような伏線の張りっぱなし、回収漏れのような部分は、近年の他の作品にも目立ちます。

 繰り返しになりますが、出版社、編集者は、十分注意して、先生の名声をなるべく汚さないようにお願いします。

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 新潟県新発田市と友好都市の韓国・議政府市727日から新発田市で予定していたスポーツ交流大会が、中止されるという報道です。この交流は、1981年から続いていましたが、議政府市側が新発田市側へ、保護者が心配しているので子どもたちを派遣できないと連絡してきたとのことです。

 日本は、訪問者に対して無礼な行為をするはずがないと思いますが、相手方の保護者が心配するのも無理からぬところでしょう。新発田市のほうから断るめぐりあわせにならなくてラッキーだったと解釈すべきでしょう。

 

 他の自治体でも、日本からの訪問や韓国からの来訪を予定しているところがいくつかあり、中には今のところ計画どおり実施する自治体もあるようです。

 このような時期の担当者は不運だと同情しますが、普段通りに礼儀正しく実施すべきでしょう。こちらから中止を申し入れたり、相手からの中止の申し入れに対して未練がましく非難したりすることは、避けるべきだともいます。

 また、韓国からの訪問を迎える市民の皆様にも、これまでどおり温かく迎えていただきたいと思います。このような時期に訪問するのは、かなりの勇気をもって訪問されているのでしょうから・・・。

 間違ってもヘイトスピーチなどは、あってはならないと思います。日本人であることに誇りを持つ人なら、そんなことはするはずがありません。悪いのは文政権であり、学校で嘘の歴史を習い、真実を知らされていない韓国の一般市民も、犠牲者なのだと思います。

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