こんな貴重な資料が、よく今まで誰にも知られずに眠っていたものです。
お盆の後半からNHKが連夜、ニュースやNHKスペシャルなどで、5年近くにわたる昭和天皇との対話を初代宮内庁長官の田島道治が詳細に書き残した「拝謁記」の内容を報道しました。これは、NHKが遺族から託され、複数の専門家と分析したものとのことです。
昭和天皇の深い悔恨
昭和天皇が、戦争に至るまでの様々な事件について、「あの時このようにすれば戦争をせずに済んだのではないか」という後悔を繰り返し語っておられます。満州での張作霖爆殺事件の際にもっと徹底的に責任を究明して罰しておけば、その後の軍部の専横に至らなかったなどです。
終戦から7年後の日本の独立回復を祝う式典で、国民に深い悔恨と反省の気持ちを表明したいと強く希望したにもかかわらず、吉田茂首相の反対、宮内庁長官の説得で断念された様子など、人間として同情します。強く主張すれば御自分の意向が通ったでしょうが、「象徴天皇」として自重されたのでしょう。
政治利用を懸念
昭和天皇は、主に旧ソ連の侵略に対する警戒、不信感から、再軍備、憲法改正を行うべきという意見だったようです。この部分が、現政権によって政治利用されないか危惧しています。
米軍が日本のどこにでも基地を作る権利を有し、有事には自衛隊を指揮するという地位協定をそのまま存続させた状態のまま、現時点で憲法を改正することは、この状態を日本国民が追認したようになってしまいます。昭和天皇も、日本が主権の一部を米国に委ねたような状態が永続することなど、望まれないでしょう。
憲法改正は、日米地位協定を見直し、日本が名実ともに主権を回復するまで、行うべきではありません。
「憲法改正は時期尚早」
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