国会パブリックビューイング
法政大学の上村充子教授が始められた取組み、「国会パブリックビューイング」が話題になり、ウケています。国会での安倍政権の閣僚等の不誠実な答弁を集めて編集し、街角で上映するものです。人々が足を止め、笑い声も起こるようです。
教授は、もともとは労働法制改正についての審議のひどさを世間に告発するために始められたようですが、2019年末の今は、「桜を見る会」の審議が特にウケているようです。たしかに、下手なお笑い番組よりも面白いことは間違いありません。テレビのワイドショーなどでも、芸能人ネタなどより、これらの政治ネタの方がおもしろそうです。
しかし、まじめに考えると、首相等の国会答弁の不誠実さが世間の笑いものになっている状況というのは、国益を害しています。
国の信用を害する
私たちは、お隣の国で疑惑まみれの人物が法相に任命されたニュース、トランプ大統領の事実を捻じ曲げる言動などのニュースを見て、あきれ、笑っています。同じように、安倍政権が明らかに嘘をつき、強引にその嘘を押し通そうとしている場面も、外国のニュースに流れ、笑われていることでしょう。
日本にとっては、恥ずかしいことです。
あんな場面の映像が流されていたのでは、徴用工の問題、慰安婦の問題などで、日本の政権が正しいことを主張しても、信じてもらえなくなるのではないでしょうか?
「過去の事実を変えようとするのは、日本のお得意だ」などと言われてしまいそうです。
2020年は、まともな政治になってほしいものです。
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