地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2020年04月

 4月7日、新型コロナウイルスの感染拡大に伴う緊急事態宣言が、ようやく出されました。東京都、医師会など、外部の圧力で、出さざるを得ない状況に追い込まれたという感じです。

 ようやく出されたのは歓迎しますが、諸外国の報道等では、「遅い」「緩い」と評判はさんざんなようです。その評価には同意します。

 政府には、こんな緩い自粛要請でも、日本の国民は従ってくれるだろうとか、地方自治体が対応するだろうというような甘えがあるのでしょうか?

 

中途半端で困ることも

 私が現在所属する団体では、この規制が半端なことで少し困っています。

 事業継続のため、緊急事態宣言の対象7都府県への職員の私的な旅行も自粛してもらいます。やむを得ず出かける場合は事前に届出してもらい、帰ってきた後は2週間程度の自宅待機をお願いすることにしたのですが、その休業の扱いです。

 年休での対応をお願いすることにしましたが、拒否された場合の扱いが面倒です。これがもっと厳格な封鎖であれば、明確に禁止できるのですが・・・。

 

信頼されない政権では・・・

 4月7日夜の安倍総理の会見で、外国の記者が、諸外国と比較して非常に緩い規制を選択した結果、感染が拡大した場合の総理の責任の取り方について質問したのに対し、「私が責任を取ればいいというものではありません。」と、責任を取るつもりがないような答えぶりでした。

 また、様々な疑惑について国民が説明を求めているのに知らん顔をしていながら、こんな時だけメッセージを発しようとしても誰も聞いてくれないでしょう。

 国民の安倍政権に対する信頼は地に堕ちています。今までに定着していた「嘘つき」という評価に加え、近畿財務局の自殺職員の家族の要請を無視して再調査を拒み続けていることから、「卑怯者」との評価まで定着しようとしています。

 彼が国民に何かを呼びかけても、それに応じて頑張ろうという人がいるのか、疑問です。天皇陛下のメッセージならば一定の効果はあるでしょうが、政治的に利用される心配もあるでしょうし・・・。

 

自治体に期待

 国があまり頼りにならない中で、地方自治体の長の中には、リーダーシップを発揮している人もいます。権限には限界があるでしょうが、医療体制の確保、住民の外出自粛要請など、地方自治体に期待しています。

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 県庁を定年退職してから、終活に取り組んでいます。まだ仕事を続けていて、もうしばらくは生きていようと思うのですが、こればかりは自分の意志だけではどうにもなりません。

参考にするため、終活に関する本で面白そうなのを見つけては、読んでいます。どの本を読んでも、人は思いがけず死んでしまうこともあること、だから終活はなるべく早く取り組みことが推奨されています。そのとおりでしょう。

 

 本書の著者は、株式会社東京葬祭という葬儀社の役員で、これまで顧客からの様々な相談に応じ、対応されてきた方のようです。終活に関する講演活動などもされています。

 

本書の内容

類書と同様、終活の目的、今すぐに着手すべきことなどが冒頭で書かれています。終活の目的は、悔いの残らないように準備して、今を楽しく生きることとされています。

前半は、エンディングノートの書き方が主です。

出回っているエンディングノートは、だいたいどれも、自分史、家系、医療、お金、葬儀、供養、メッセージの8つの項目を記入するようになっているとのことです。これらの各項目について、書き方が紹介されています。

例えば、家系について書く際に、しばらく会っていない親戚に会ってくることなどが推奨されています。財産に関することは、生きている間は見られたくないのであれば、袋とじにしておくことなどが説明されています。

 

終活映画の紹介も

 著者は映画が趣味なのか、ところどころ終活に関する映画が紹介されています。

17歳のエンディングノート」は、余命半年の告知を受けた17歳の主人公が、初めは未体験のこと(ハワイでサーフィン、セックスをするなど)をいろいろ経験して悔いのないように人生を終えようとしますが、途中からは家族のために人生を整理することに切り替えるストーリーのようです。

「エンディングノート」は、リタイア後の人生を謳歌しようとしていた矢先に癌による余命告知を受けた男性が、家族のために余命を使うドキュメンタリーのようです。

「四十九日のレシピ」「小さいおうち」「もうひとつの振り子」も紹介されています。

私は、残念ながら、どれも観たことがありません。機会があれば探してみようと思っています。

 

「終活とは残していく人たちへの愛情表現」

 本書にあったこの言葉に強く共感します。私自身も、私の死後、家族がなるべく困らないようにしようという気持ちで終活に取り組んでいます。

 エンディングノートには、残された家族が、葬儀の際の様々な手続に困らないよう、できる限り細々と手順を記すとともに、「俺は何もこだわらないから、適当に手軽にやってくれ」という意思も書き残しています。

 

 今後も、できることから終活を進めようと思います。

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 新型コロナウイルス感染拡大に伴い、緊急経済対策として「現金給付」に関心が集まっています。安倍内閣は、全国民への一律給付には消極的ですが、一律給付を要求する意見も非常に多いようです。

 私は、現政権を全く支持していませんが、一律給付などのバラマキには反対です。

 

経済対策と生活支援

 コロナ騒動で収入が激減した人たち、休業を余儀なくされた人たちに対する補償や支援は急がなければなりません。興行を中止したり、休業したりした場合の補償の枠組みが不明確では、安心して活動を休止できず、感染拡大を防げないでしょう。

 また、それらの従事者が生活苦に陥ることを防がなければなりません。生活支援は、緊急に行う必要があります。

 しかし、景気を刺激するための施策は、コロナ騒動が収まってから行わなければならないと思います。観光を促進したり、消費を刺激したりして経済を活性化させることは、人の動きを活発化させるもので、感染を拡大させる恐れがあります。現時点で一律に現金を支給するとか、消費税を減税するとかは、アクセルとブレーキを同時に踏むような愚策だと思います。コロナが終息するまで、国民はなるべく家に閉じこもっているべきで、消費を刺激するようなことはすべきでないでしょう。

 感染拡大防止対策に伴う補償、経済支援と、経済対策(景気刺激策)は、分けて考えなければなりません。

 

現金給付

 感染拡大で仕事を失った人、休業を余儀なくされて収入が激減している人等に対する現金給付は急がなければなりません。自粛を求めながら、自粛した人に補償しないのはおかしいでしょう。

 政府は、現金給付を非課税所得にする方針のようですが、そんな必要はないと思います。非課税所得にせずとも、本当に生活に困っている人に給付された分は結果的に非課税になります。ある人がどれくらい困っているか正確に把握できない以上、課税所得にしておいた方が公平です。

 一方、それ以外の現金給付は疑問です。生活困窮者以外への現金給付は、結局は貯蓄に回る部分が多く、経済効果もないと思います。私も現金をいただければ嬉しいでしょうが、貯蓄に回すでしょう。将来世代の負担を増やすだけです。

 どうしても一律の現金給付をするなら、マイナンバー、電子マネーを活用して将来のベーシック・インカム制導入の布石になるようなうまい手法があれば、一考の余地はあると思います。単純な一律支給には、絶対反対です。

 

消費税減税

 消費税減税なども、景気刺激のための経済対策であり、バラマキです。

 しかも、これをいじることは社会的なコストが大きく、下げる時と戻す時に政府にも企業にも膨大な人手と費用を要します。やたらにいじるべきではないと思います。

 

 私は、安倍政権には反対していますが、一律の現金支給はしないという方針には賛成です。ただ、休業補償等は、もっとスピード感をもって実施していただきたいものです。

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 3月末も新型コロナウイルスに感染したことが判明する人が、1日で100人くらいもいる日が続きました。報道を見ていると、あまりに危機意識が欠如した行動をしている人がいることに驚きます。

 3月に入ってからもまだ海外旅行に出かけ、帰国後に感染が確認されるなど、「何を考えているんだ!」と言いたくなるような人もいます。

 そもそも政府の対応も危機意識に欠けたものでした。

 

もっと早く出入国を制限していれば・・・

 返す返すも残念なのは、もっと早く出入国を制限していたらということです。

 1月31日(金)に勤務後、駅前の大きなラーメン店に行きました。券売機の前で何を食べようか考えていた時、後ろから10人ほどの中国語を話す観光客が大声で会話しながら近づいてきたので、呼吸を止めて慌てて券を買いました。店内では、その観光客らからなるべく離れた席を取りました。

 2月中旬くらいまでは、中国人観光客が私の住む地方都市にも大勢いました。1月中旬には武漢の新型肺炎が危険であることが分かっていて、春節(1月2430日ころ)を警戒する声もたくさんありました。せめて春節前に中国からの入国を禁止していれば、日本国内の感染者は今よりずっと少なかったはずです。観光業等には大打撃だったでしょうが、長期的にみれば今よりはよかったでしょう。

 これは、習近平主席の国賓来日を意識して必要な施策を取らなかった明らかな大ポカで、内閣総辞職に値するでしょう。

 

衛生当局や国民は健闘

 一方、都道府県等の衛生当局、国民は健闘していると感じます。濃厚接触者を追跡して封じ込める作業の結果、爆発的な感染拡大は年度替わり時点では抑えられています。もともと衛生意識の高い国民性も寄与し、季節性インフルエンザなども例年より少ないようです。

 

ちぐはぐな対策

 地域によって状況が異なるにも関わらず全国一律に学童を家に閉じ込める施策は、膨大な社会的負担に見合うだけの効果があったとは思えません。

 少なくとも、子供を家に閉じ込めるより、元気な高齢者に不要不急の外出を自粛してもらう方が効果的であったと思います。社会的負担も軽微です。

 今回のコロナ騒ぎで、元気な高齢者がいくつものサークル、スポーツ施設等をハシゴして感染を拡大させる例が少なくなく、少し驚きました。普段なら、要介護になるのを予防する活動はいいことでしょうが、高齢者が感染したり重症化したりしやすいことは早くから指摘されていたことであり、今回は早く自粛を求めるべきでした。

 

 政権が、専門家の意見を聞かずに場当たり的なスタンドプレーを繰り返すことに辟易しています。

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 森友学園の関連で公文書改ざんに関与させられ、自殺された近畿財務局職員の遺族らが、再調査を求めるウェブ上の署名活動を始められました。

 再調査を拒み続ける安倍総理、麻生財務相らは、真相が明らかになるとよほど困るのだろうというのが、世間一般の感想のようです。国民の多くが疑いを持っている以上、やましいことがないのならば再調査をし、佐川氏にも国会ですべてを証言していただくべきです。それを拒み続ける姿を見ていると、こんな連中に日本の政治を任せていけないなという気持ちにならざるを得ません。

 

地方議会にも期待

 当面、野党やマスコミの活躍に期待していますが、再調査を求める意見書を政府や国会に提出する動きが地方議会に広がることを期待しています。

2月、3月議会は閉会してしまったので、ほとんどの地方議会は、次は5月定例会又は6月定例会でしょう。そのころまでに、政府が再調査を開始せず、国会で佐川氏らの再喚問を行わなければ、地方議会の出番です。

 そのような議案が議会に提出されれば、地方議会の自民党議員にとって踏み絵となります。有権者の良識に従うのか、党幹部の意向に沿って有権者の意向に背を向けるのか・・・。

 自民党の地方議員の皆さんが国民の側に立ち、意見書がたくさん提出されれば、国会の自民党の皆さんも再調査やむなしという気持ちになってくれるのではないかと期待しています。

 

 今の日本の政権の姿は異常です。

 国民のほとんどが、政権の言うことを信じておらず、首相らは嘘をついていると思っていますが、政権は頬っかむりしたまま逃げ切ろうとしています。

 

 美しい国だった日本が、現政権のせいで、すっかり醜い国になってしまいました。

 元の、正常な、日本らしい美しい国に戻りたいものです。

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