地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2020年11月

 1117日、韓国が日本海の呼称に「東海(トンヘ)」を併記することなどを求めている問題について、国際水路機関(IHO)の総会で日本海と単独表記する指針の継続が暫定承認されました。併せて、各海域を名称ではなく、数字で表記するデジタル版の海図を新たに作成する方針も合わせて暫定承認されたとの報道です。

IHOは、各国が公式の海図を作成する際に参考にする指針「大洋と海の境界」を作成しており、その指針には1928年の初版から現行版(53年作成)までずっと「Japan Sea」と記されているとのことです。

国際的に昔から定着している「Japan Seaの名称に、自分たちだけが使っていた方言のような呼び名をわざわざ併記しろ等という馬鹿げた提案に賛同するのは、朝鮮人以外にいないでしょうが、油断は禁物です。しつこく駄々をこねる駄々っ子の相手を続けることが面倒くさくなって、「ああ分かった、分かった。」となってしまうことは、ままあることです。

 

「東海」は

 「東海」は、固有の地名というより、東の海という一般的な呼び名のようです。たまたま韓国の東側にあったから「東海」と呼んでいるのでしょう。東側に海を持つ国はたくさんありますが、その海は、他の国から見れば西側、北側にあるかもしれません。勝手に東海などという名称を世界標準にされたら迷惑です。

 東海は、古くは日本の別称でもありました。日本海の別称ではありません。日本では、むしろ、中部地方の太平洋側を指す言葉でもあります。

 日本では、the Pasific Oceanを太平洋、the Atlantic Oceanを大西洋と訳します。同じように、韓国も、自国語に翻訳する時に、Japan Seaを東海と勝手に訳せばいいことです。

 

悪いことばかりではない

 韓国外務省の報道官は、各海域を数字で表記するデジタル版が主流になるとして、「日本海」の格が下がったなどと成果を誇るようなことを言っています。デジタル版では日本海だけが番号表示になるわけでもなく、太平洋などのすべての海域が番号表示になるのですから、明らかに負け惜しみです。日本人なら、とても恥ずかしくてそんなことは言えないでしょう。
 韓国の主張は、日本にとってはバカバカしく、不愉快なことですが、悪いことばかりではありません。他の国々に、韓国の主張がわがままなガキのようなものであること日本に対する言いがかりが異常なものであることを知らせてくれます。

 日本の当局者は、油断せず、相手につられて感情的になることなく、冷静かつ的確に反対意見を述べ続けていただきたいと思います。

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 平成29年までは、配偶者控除の可否は配偶者の所得だけで判定されていました。それが、平成30年分から納税者本人の合計所得金額が1千万円を超えると配偶者控除が受けられなくなり、配偶者特別控除も納税者本人の合計所得金額が9百万円を超えると逓減されるように改正されました。

 その関係で、年末調整の際に勤務先に提出する「給与所得者の配偶者控除等申告書」には、配偶者の合計所得金額の見積もりに加え、納税者本人の合計所得金額の見積もりも記載しなければならなくなりました。

 従来は、年末調整で面倒くさいことは、保険料等の証明書をそろえて転記することだけだったのですが、もう一つ面倒が増えました。

 

所得の見積もりが意外に面倒

 正確に見積もろうとすれば、仮決算が必要です。給与所得だけなら簡単でしょうが、あいにく私の場合、わずかな不動産収入と、自宅屋根の太陽光発電による雑収入などがあるため、それぞれ経費や減価償却費なども計算する必要があります。しかも、その不動産も自宅も妻と共有のため、無職の妻の所得計算も必要です。

結局、確定申告時の作業のかなりの部分を前倒しで行うことになるのです。

 本当は、私(定年退職後の再就職)の合計所得金額も妻の合計所得金額も、余裕で配偶者控除が受けられる程度の低い金額なので、あまり厳密に計算せず、アバウトな数字を入れておいても全く問題ないとは思います。しかし、部屋などは散らかし放題なくせに変なところが几帳面な性格のため、無駄な手間をかけてしまっています。

 

令和2年の改正

 従来は65万円までの給与収入は全額が給与所得控除になって所得が生じませんでした。令和2年の改正では、その金額が55万円に引き下げられました。それに伴って、従来は配偶者控除、配偶者特別控除を受けられた人が、受けられなくなることがないように所得要件などの微修正が行われています。

 また、従来の「給与所得者の配偶者控除等申告書」がなくなり、新たに「給与所得者の基礎控除申告書 兼 給与所得者の配偶者控除等申告書 兼 所得金額調整控除申告書」が加わったようです。

 従来の様式では、本人分も配偶者分も、合計所得金額の所得種類別の内訳等(例えば、不動産収入〇円、必要経費〇円、不動産所得〇円など)を記載する欄があったのですが、新たな様式では、記載欄の節約のためか、給与所得とそれ以外の所得の二本に分けて所得金額のみ記載すればいいようになっています。よりアバウトな様式になったわけですが、結局、「給与所得以外の所得」を正確に見積もるには所得の種類ごとに見積もらなければならないので、私の手間は変わりません。

 また、昨年と同じ様式なら前年の控えを見て同じように記載すればいいのですが、様式変更がたびたびあると余計な手間がかかってしまいます。

 

 すべての収入、保険料の支出などがマイナンバーに紐付けされ、自動的に計算されれば助かるのですが・・・。

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 1111日、東北電力女川原発2号機の再稼働について、宮城県の村井知事が地元同意を表明しました。知事は、この日、地元の女川町長、石巻市長と三者会談し、その後の会見で、再稼働に必要な地元同意を表明したとの報道です。

 その中で、知事は、

「私は再稼働は必要だと考えている。原発がある以上、事故が起こる可能性はある。事故があったからダメとなると、すべての乗り物を否定することになる。技術革新をして人類は発展してきた。」「福島の事故を教訓として、さらに高みを目指す。」

等と発言しました。

住民投票条例案を否決してしまうような県議会の構成の中での知事の結論としては、やむを得ないのかもしれませんが、こんな単純な論理で物事を決めているのだとしたら、指導者としてどうかと思わざるを得ません。

 

単純な「事故の可能性」ではない!

 私を含め、原発の再稼働に反対している人たちは、単に「事故の可能性がある」から反対しているわけではありません。「事故の可能性があり、仮に事故が起こった場合には壊滅的な被害が発生する可能性がある」から反対しているのです。

 また、原発以外の現実的な選択肢があるから、原発には反対しているのです。

 福島の事故の被害は甚大でしたが、命懸けで冷却作業に取り組んだ人たちの献身と、いくつかの幸運で、あの程度の被害にとどまったようです。日本の東半分は人が住めなくなるという心配まで現実的だったようです。

 過酷事故の可能性は著しく低いことは承知していますが、それでもそんな危険性があるものは、避けるのが当然でしょう。

 

選択の余地もある

 彗星や巨大隕石が落下してくる可能性のように、避けがたいものでもありません。

 再生可能エネルギーなどの代替手段もあります。また、今は将来的に化石燃料の使用をゼロにするならば原発は必要などという意見もありますが、何を優先すべきかという選択でもあります。原発ゼロを前提としてどこまで化石燃料の使用を減らせるか、原発ゼロと化石燃料の原則ゼロ(非常時の代替用は存続)の両方を前提としてどこまで生活の豊かさを維持できるかという選択も可能です。

 私は、私が生まれた昭和30年代くらいの生活で十分に我慢できます。エアコンが普及した昭和60年くらいの生活なら大満足です。

 日本はまだ、再生可能エネルギーの普及に全力で取り組んでいません。せっかく太陽光発電が爆発的に広がりかけたところ、すぐに支援を縮小してブレーキをかけてしまいました。こんなことをやっていながら、再生可能エネルギーは現実的でないなどと言われても、信じることはできません。

 

 経済的豊かさを少しくらい犠牲にしても国土の平安を優先するのが本来の「保守」だと思います。少しくらい豊かになるため、一部の企業の営利のために危険を冒すばくち打ちのような政治は、保守とは言えません。日本にはまともな保守政党がないのが残念です。

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 副題は、「人生最後の日に笑って死ねる27の質問」です。

 人生を終える日に後悔しないためには、今をどう生きるべきか、27の質問で読者に考えさせる内容です。本書に合わせた、書き込み式のワークブックまで発売されているようです。

 前書きの中に「質問0」として「人生最後の日、なにに泣きたいほど後悔するだろう?」があり、その他に27の質問があります。「これだけは失いたくないものベスト5は?」(質問5)などです。

 

相互に矛盾しているように思われる個所もあります。例えば、アメリカの90歳以上の老人に「90年の人生を振り返って唯一後悔していることは何ですか?」というアンケートをした結果、90%の人が「もっと冒険しておけばよかった」と答えたという話が紹介されています。また、自分の好きなことにチャレンジすることを推奨しているような部分もあります。

一方、小児がん病棟の子供の夢が「父や母とラーメン屋に行きたい」「大人になりたい」「家に帰りたい」であることを紹介し、日常の中にある幸福に気づいて大切にすべきだと説いているような部分もあります。

 

人間の考え方は、人それぞれであり、また、ライフステージによっても変わってくるのが当然です。扶養しなければならない家族がいるのに、自分の夢に向かって冒険などしていられないと考える人が多いでしょう。

 独身者であっても、自分の夢と親などの期待を天秤にかけて選択しなければならないものでしょう。死に臨んだとき、自分の夢を優先しなかったことを後悔するものか・・・?

 

 本書は、一つの方向性が定まっていないように思えますが、その分、多くの人が何かしら共感できる部分はあり、生き方を考える材料にはなると思います。

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 11月に入り、東京都、大阪府や北海道などをはじめ、新型コロナウイルスの感染が拡大しています。1日当たりの新規感染者数が、千人を超える日も続きました。

 この数値は、緊急事態宣言が出されていた4月頃の1日当たり400700人と比較しても、大幅に多いものです。

 

新規感染者数の推移とGo To キャンペーン

 NHKの特設サイトによると、緊急事態宣言が全国に拡大された4月16日の1日の新規感染者数は576、それが39県で解除された5月14日は100全国で解除された525日は21でした。6月下旬から再び徐々に増え始めましたが、既に増加傾向にあったにも関わらずGo To トラベルを始めた722日が795でした。

Go To トラベルが増加傾向に拍車をかけ、7月下旬からは1日千人を超える日も多く、7月31日には15848月7日には1605を記録しています。お盆を過ぎてからは1日当たり700人前後の小康状態が続いていましたが、Go To イートが本格的に始まった10月下旬から増加傾向が始まり、11に入ってからは、7月、8月のように、1日千人を超える日も多くなりました。政府は、寒くなったせいにしているようですが・・・。

 

タイミングの悪い政府の対策

 感染拡大の状況とGo To キャンペーンを時系列で並べてみると、このキャンペーンが、感染拡大を助長している疑いが濃厚だと思います。人の動きを抑制すべきタイミングでキャンペーンが始まったりしています。

 例えば、東京都を除外するなどという禁じ手まで使って722日に始めたGo To トラベル、新規感染者が増加しつつある状況で開始するなど、滅茶苦茶です。準備してしまい、業界の期待も高めてしまったので今さら中止にできなかったという事情も多少は分かりますが、それでも立ち止まるべきだったと思います。あの時期は、夏休みで、補助金などで奨励しなくても人の動きが多くなりがちですが、理性的な人はお盆の帰省や家族旅行もあきらめていました。それを、多額の予算を使って人の動きを活発化させるなど、わざわざお金をかけて感染を拡大させる愚策でした。

 旅行業界、宿泊業界、飲食業界の苦境を救わなければならないことは分かります。しかし、Go To キャンペーンで使ったのと同額の予算を休業補償、減収補填に回せば、業界も助かり、感染者も増えなかったかもしれません。

 ついでに言及すれば、アベノマスクが各家庭にいきわたった7月以降、感染が拡大しているのは、あの施策があまり役に立たなかった証でしょう。

 

Go To の一時中止を

 今は、少なくともアクセルを踏み込むべき状況ではありません。企業、個人は、もう県外への旅行、出張を自粛しています。この状況でのGo To トラベルは、まったく予算の無駄遣いであり、一時中止すべきでしょう。

 Go To イートも、酒類の提供は午後10時までとかの要請を始めている地域が増えつつある状況下では、少なくともアルコールを含む飲食は一時的に対象外にすべきでしょう。これでは、アクセルとブレーキを同時に踏んでいるようです。

 

 中止にすれば不満も多いでしょうが、勇断すべき時だと思います。ちゃんとした休業補償、減収補填の制度を急ぐべきです。

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