今日(9月29日)、新しい自民党総裁に岸田氏が選出されました。
近く首相に選出されるでしょうが、安倍前首相、菅首相よりは期待できそうな気がしています。
私の一押しは河野氏だったが
私は、河野氏の実務的な感覚と突破力に期待していました。しかし、彼が、総裁選期間中に森友問題の再調査を不要とし、原発再稼働容認に転じたので、応援する気持ちが減じていました。
岸田氏についてはあまり注目していなかったのですが、出馬表明の際に二階幹事長などを切る発言をしたこと、誠実そうな話しぶり等から、少し見直す気持ちでした。
また、安倍前総理が昨年の総裁選の際に禅譲の約束を反故にし、さらに今回も岸田氏を裏切って高市氏に肩入れしたことで、岸田氏に同情する気持ちもありました。岸田氏には、この恨みを忘れずにいていただきたいと思います。
自民党は過去の不祥事の清算が必要
国民の政治に対する不信感の根源には、森友問題、桜を見る会の問題などがあります。岸田氏は、勝利後の演説で「生まれ変わった自民党を国民に示す」と言いましたが、国民にそれを示して信頼を取り戻すには、これらの問題を解明し、責任を明らかにすることが不可欠です。
岸田氏も、森友問題の再調査には否定的でした。総裁選に勝ち残るためにはやむを得なかったと思います。
私が期待しているのは、総選挙で野党が追及する中で、自民党内で再調査すべしという意見が高まり、再調査せざるを得なくなること、それと検察の再捜査です。
二階氏に続き、安倍氏、麻生氏も力を失って表舞台を去れば、自民党も新しい組織に生まれ変われるかもしれません。そのためには、野党にも奮闘していただきたいものです。
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