地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2023年10月

 10月7日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、突然、イスラエルに対してロケット弾の発射、地上部隊の越境などの大規模な攻撃を行いました。それに対してイスラエルも反撃し、数日の間に双方合わせて3千人もの犠牲者が出たようです。

 ロシアによるウクライナ侵攻はどう考えてもロシアの方が悪く、ロシアを非難することに躊躇は感じないのですが、イスラエルとパレスチナの問題は複雑です。

 

双方が被害者

 今回のハマスによる残虐な奇襲攻撃を切り取れば、ハマスが悪いでしょう。あんな攻撃をすればイスラエルが苛烈な反撃をすることは目に見えており、それを阻止できる手段もないのに無謀な攻撃を始め、パレスチナ側の住民にも膨大な犠牲者を出しました。愚の骨頂です。

 しかし、あの地に住んでいたパレスチナ人を追い出してイスラエルを建国したことがそもそもの発端です。紛争が起こらないはずがありません。ユダヤ系の人たち、アラブ系の人たちの双方に建国の約束をして戦争に協力させた英国を初めとするヨーロッパ諸国に責任があります。

 さらに、イスラエルが、国連によって認められた領域を超えて入植地を広げており、パレスチナ人が怒るのも無理はない気がします。ただ、イスラエルとしても、周囲を敵国に囲まれている状況では、国力の充実、支配地域の拡大を図りたくなる気持ちも理解できます。

 結局、イスラエルもパレスチナも、双方が欧米諸国に翻弄された被害者なのだと思います。さらに今の情勢から、あの地域で武力紛争が起こることを内心喜んでいる国もあるでしょう。

 抜本的解決は非常に難しいでしょうが、犠牲者をなるべく出さずに収束することを願っています。

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 自宅に早くも保険会社から保険料控除証明書が届き始めました。それを見ると、もう年末が近いことを感じます。

 この時期になると、ブラックな職場では幽霊が出没するといううわさがあります。幽霊というのは、いないはずの職員がいることをいうようです。

 この時期、役所でいえば課長補佐、企業では総務担当の役職者が、年次有給休暇をまだ5日以上消化していない人に、督促に回る風景がみられます。民間企業では、年次有給休暇は4月に付与し、翌年3月までの期間で管理するところが多いのですが、役所ではまだ、暦年単位の管理が主流なので、未取得者には年末までに取得させなければならず、この時期の督促が多いようです。役所でも、会計年度任用職員などは、年度単位で任用されているので、4月に付与されます。

 早めに全職員について、4月付与に是正すべきだろうと思います。

 

 年末は、予算要求などもあって忙しく、切羽詰まって、年休を取得したことにしながら実は出勤したなどという話も耳に入ってきます。滅私奉公、公務員の鑑と称えたい気もしますが、今は上司や周囲の職員から迷惑がられます。たった年に5日くらい、計画的に仕事をすれば取得できないはずはないでしょう。

 民間では、義務の5日は1日単位、半日単位の年休しかカウントされず、時間単位の年休はどんなに積み重ねても義務の5日の消化には役に立ちません。役所では、時間単位でも8時間で1日分として、義務の5日にカウントされます。したがって、義務分の消化は、役所の方がラクなのです。

 幽霊になどならずに、きちんと休みましょう。

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 10月13日に行われた細田衆議院議長の会見、テレビで映像を見て驚きました。あまりに弱々しく、言葉も聞き取りにくく、会見を一方的に打ち切って立ち去る姿もヨボヨボしていて、まさにフレイルです。あれでは議長を続けられるはずもなく、引退は当然でしょう。軽い脳梗塞で手術したとのことですが、こんなに急に衰えるとは・・・。

 高齢者の私も他人事ではありません。

 しかし、あの状態で、議員は続けようというのは、理解できません。あの状態でも議員なら続けられると思っているとすれば、議員の仕事というのはそんなにラクなのでしょうか?

 

議員を続けるなら説明責任を果たせ

 彼は、旧統一教会の集会に何度も参加し、スピーチの中でかなりのリップサービスをしていました。あの団体の活動を「助長した」と言っていいでしょう。13日の会見の中では、頼まれたから出席してスピーチしただけで、スピーチの中で「安倍総理に伝える」とは言ったが実際は何もしていないなどと説明していました。

 それでも、大勢の被害者を生んでいることが既に知られていた団体の集会に参加して、助長したことの責任は免れるものではありません。その釈明もせずに、議員だけ続けたいというのは、あまりに虫が良すぎます。あの会見、参加者を限定したことなど、ジャニーズの会見より悪質などとも評されているようです。

 

 ここは、岸田首相も、旧安倍派の面々も、かばいだてしたり、選挙で公認したりするのは、止めたほうがいいと思います。見識が問われ、自分に火の粉が降りかかるでしょう。

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 埼玉県議会の自民党県議団が、またやらかしました。10月10日、子どもだけでの留守番や外出を「置き去り」として禁じる埼玉県虐待禁止条例の改正案が、保護者らからの批判を浴びて撤回に追い込まれたのです。しかも、撤回後、「私たちの言葉足らずだった。」としながら、改正案の中身自体については「瑕疵がなかったと思う。」などと負け惜しみを言い、さらなる罵声を浴びています。

 内容自体が非常識で瑕疵があり、それを説明不足などというのは何が悪いのかを理解していない言葉で、自らの非常識をさらすものです。自民党国会議員からもそっぽを向かれる始末です。

 さらに、この議案提出の中心になった議員に不倫疑惑が生じていて、こちらの方がよほど「子供への虐待」だとして失笑を買うおまけまで付きました。

 

 標題で、「また」と付けたのは、平成29年に埼玉県議会が、「原発再稼働を求める意見書」を採択し、首相や衆参両院議長に送付するという愚行をやらかしたからです。原発を立地している自治体の議会がそのような議決をするならまだ理解できますが、原発のない地域の自治体がそんな議決をするのは、非常に恥ずかしいことです。普通の常識を持つ人なら、そんなことはできないでしょう。当時、多くの埼玉県民が恥ずかしく感じているという報道がありました。

 「埼玉県議会が「原発再稼働を求める意見書」を採択」 参照願います。

 

 某県庁OBの私は地元の県の自民党県議を何人も存じ上げていますが、多くは常識的な人たちです。だから、埼玉県議会自民党県議団のメンバーの多くが、こんな非常識な人たちということは考えにくいのです。一人か少数の非常識で押しの強い人物がいて、他のメンバーはそれに引きずられているような気がします。

 それとも、埼玉県自民党県議団の組織風土か?

 

 埼玉県の有権者の皆さまは、今回のことが不発に終わったことに安心せず、次回の選挙で問題の根絶を図るのが賢明かと思います。

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 著者らは米国で億万長者の研究をしておられますが、著者らが資産家の研究を始めた際、まず高級住宅街に住む人たちを調べ始めたところ、豪華な屋敷に住み高級車に乗っている人たちは、実際にはあまり資産を持っていないことに気づきました。さらに、大きな資産を持つ人たちは、高級住宅街にはあまり住んでいないことにも気づいたとのことです。その意外な発見を契機に、著者らは億万長者の研究をライフワークにされたようです。

 本書は大勢の人へのアンケート調査で億万長者や高額所得者を拾い出し、彼らへの長時間にわたる面接をして得られた結論が紹介されています。

 本書では、年齢と年間所得額から一定の算式で導かれる「期待資産額」より資産の多い人を「蓄財優等生」、少ない人を「蓄財劣等生」に分類し、分析しています。

 医者、弁護士などは高額所得者が多いのですが、蓄財劣等生が多く、資産は比較的少ないとのことです。それは、世間体の問題でもあり、彼らは「高価なスーツに身を包み、高級車に乗り、職業にふさわしい暮らし」をしなければ信用が得られないとのこと・・・。

 それに対して蓄財優等生の億万長者は、ブルーカラーなども住む普通の住宅街の普通の持ち家で長く暮らし、庶民的な国産車(多くは中古車)に乗り、安物のスーツや靴を着用し、質素な暮らしをしているとのことです。

 本書の副題は「成功を生む7つの法則」で、この7つとは次のとおりです。

収入以上の生活をしない。

②資産形成にために時間を使う。

③世間体を気にしない。

④親からの援助に頼らない。

⑤経済的に自立するよう、子供たちを育てる。

⑥上手にビジネスチャンスをつかむ。

⑦時代にマッチした職業に就く。

 

 本書は8つの章で構成され、目次には各章の要約のような記述もあります。「3 時間、エネルギー、金」の章には「金持ちほど資産運用に時間をかけ、貧乏な人ほどエクササイズや贅沢品の購入に時間をかける。時間の使い方でわかる資産形成の秘密。」、

「4 車であなたの価値が決まるわけではない」の章には「億万長者がみんなロールスロイスに乗っていると思ったら大間違い。車の選び方と買い方で、快適な老後が過ごせるかどうかが決まる。」・・・

 ちなみに、最も多くのページ数を費やしているのは「2 倹約、倹約、倹約」です。
 本書は、多くの事例が紹介されていて、非常に参考になる本です。ただ、書かれたのが1990年代とやや古く、状況の変化もあるでしょう。同じ著者らによる本書の続編的な「その後のとなりの億万長者」という本が出版されているようなので、なるべく早いうちに読んでみることにします。

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