10月7日、ガザ地区を実効支配するイスラム組織ハマスが、突然、イスラエルに対してロケット弾の発射、地上部隊の越境などの大規模な攻撃を行いました。それに対してイスラエルも反撃し、数日の間に双方合わせて3千人もの犠牲者が出たようです。
ロシアによるウクライナ侵攻はどう考えてもロシアの方が悪く、ロシアを非難することに躊躇は感じないのですが、イスラエルとパレスチナの問題は複雑です。
双方が被害者
今回のハマスによる残虐な奇襲攻撃を切り取れば、ハマスが悪いでしょう。あんな攻撃をすればイスラエルが苛烈な反撃をすることは目に見えており、それを阻止できる手段もないのに無謀な攻撃を始め、パレスチナ側の住民にも膨大な犠牲者を出しました。愚の骨頂です。
しかし、あの地に住んでいたパレスチナ人を追い出してイスラエルを建国したことがそもそもの発端です。紛争が起こらないはずがありません。ユダヤ系の人たち、アラブ系の人たちの双方に建国の約束をして戦争に協力させた英国を初めとするヨーロッパ諸国に責任があります。
さらに、イスラエルが、国連によって認められた領域を超えて入植地を広げており、パレスチナ人が怒るのも無理はない気がします。ただ、イスラエルとしても、周囲を敵国に囲まれている状況では、国力の充実、支配地域の拡大を図りたくなる気持ちも理解できます。
結局、イスラエルもパレスチナも、双方が欧米諸国に翻弄された被害者なのだと思います。さらに今の情勢から、あの地域で武力紛争が起こることを内心喜んでいる国もあるでしょう。
抜本的解決は非常に難しいでしょうが、犠牲者をなるべく出さずに収束することを願っています。
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