加計学園が経営する千葉科学大学の経営が行き詰まり、立地している銚子市に「公立大学化」を要望していることが報じられました。この大学は、銚子市が招致し、2004年に開学しましたが、建設に際し、市は9.8ヘクタールの市有地を無償提供し、さらに建設費用として77億5000万円を助成しているとのことです。
今年度の入学者は228人で定員の46.5%、半分にも達しません。在学者は定員2281人に対し1528人で、薬学部、危機管理学部、看護学部の全3学部と大学院のいずれも定員割れしているとのことです。新設大学の危機管理学部など需要がありそうな気がしませんが、薬学部や看護学部まで定員割れというのは、何か問題があるのでしょう。
学校経営のノウハウを一応は持っている学校法人が経営してダメなものを、自治体が引き継いでうまくいくはずがありません。結局、今後も続く見込みの赤字を、市に肩代わりしてくれという話でしかないでしょう。
身勝手な話だ
第二次ベビーブーム、団塊ジュニアによる高校卒業者数のピークは1990年頃でした。この大学の開学は、それより10年以上遅れており、既に高校卒業者数の減少が始まっていました。将来さらに減少するであろうことは、既に数字にはっきり現れていたはずです。
どんな成算があって大学を作り、市に莫大な金額の援助をさせたのでしょう?
学校側ばかりでなく、市の責任も免れないところでしょうが、当時の責任者は残っていないのでしょう。
他人事でない
私の県でも、2000年頃までにいくつかの私立大学ができました。県や地元の市町村が多額の支援をしています。一部を除いて多くは定員割れを起こしています。
多くの自治体で同じ問題を懸念していると思います。時限爆弾を抱えているような心境でしょう。
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