10月27日の総選挙は、予想どおり与党が過半数を大幅に割り込む惨敗に終わりました。自民党内では早くも石破おろしの動きも報じられていますが、大きな流れにはならないようです。
そもそも惨敗の主な原因は、安倍派を中心とする裏金問題等の「政治とカネの問題」に国民の怒りが沸騰していたことと、岸田政権による諸問題です。これが石破総裁ではなく、裏金議員に担がれた安倍直系のような人物が総裁だったら、もっと惨敗していたろうと思います。旧安倍派の連中が石破総裁を恨むのは、筋違いです。
石破氏にも責任はないわけではありません。総裁選を勝ち抜くため、及び総選挙に向けた党内融和のために、持論を封印し、裏金問題の再調査も明言せずに、拙速な解散総選挙に打って出てしまったことです。押し切られてしまったのだとしても、責任はあるでしょう。
また、選挙戦終盤に明らかになった非公認候補者の支部に対する2000万円の支給、党本部の誰があんなバカなことを思いついて実施したのでしょう?その人物もA級戦犯に数えられるべきでしょう。石破総裁も知っていてストップをかけなかったとすれば、責任を免れることはできません。
結局、今回の与党惨敗のA級戦犯は、旧安倍派の裏金問題(キックバック分の不記載問題)について真相解明もせず、誰も責任を取ろうとしなかった安倍派幹部連中、それを容認するなどの失政を重ねた岸田政権、最後に裏金議員への2千万円の支給を決めたアホということになるでしょう。
首班指名に至るまで、どんな動きがあるか、見守ろうと思います。
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