題名の枕に「精神科医が教える」というフレーズがあるとおり、著者は精神科医です。大学の医学部教授などを経て現在は臨床で開業されており、老後の暮らし方について多くの本を書かれています。
私ももちろんそうなのですが、私たちは年を取って引退するまでは、人と競争していました。いい学校に入っていいところに勤めるために競争し、他の組織と競い、組織内では出世を競い、異性を求めて競ってきたというのが、一般的なシニアの姿でしょう。
だから、年を取って、人と競う必要などなくなっても、つい他人と張り合ってしまうようです。
第1章「がんばらず、欲張らず、我を張らず」では、意地を張ったり、人と張り合ったり、人をうらやんだりしなければ、周囲からも嫌われず、自分もラクに生きられることが説かれています。
第3章「気軽に「脳にいいこと」をはじめよう」では、健康長寿のために、食べ物はよく噛むこと、笑うこと、懐メロで脳を刺激すること、家の中では素足を心がけることなどが推奨されています。
第4章「無理のないシニアのネットワーク作り」では、公民館のサークル活動への参加が推奨されています。私も引退後に、みんなで懐かしい歌を歌うサークルなどに入れてもらおうかと考えているところです。ただし、サークルに入っても、自分のやり方を人に押し付けようなどとすると「面倒くさい人」などと思われるので注意が必要です。
第6章「深刻にならずに考えておきたいこと」では、福祉サービスを受けることは権利と考えることや、行政などへの要望があれば遠慮せずにはっきりと伝えたほうがいいことなどが説かれています。
近く仕事を引退し、本格的な老後生活に入ろうかと思っている私には、いい指針になりました。
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