11月21日、国際刑事裁判所(ICC)は、パレスチナ自治区ガザへの攻撃は戦争犯罪と人道に対する罪にあたる疑いがあるとして、イスラエルのネタニヤフ首相とガラント前国防相に逮捕状を発行しました。その際、ICCは、「ガザの民間人への意図的な攻撃を指揮した戦争犯罪に関して、刑事責任を負うと信じる十分な根拠がある」との声明を出しています。
この逮捕状発行について、ネタニヤフ首相や米国政府は反発していますが、英仏など他のNATO諸国までもが容認の姿勢を見せ、米国とイスラエルの孤立が際立っています。欧米との関係が深い国の首脳に対する逮捕状発行は初めてとのことです。米国はICCに加盟していませんが、加盟124か国はネタニヤフ氏が域内に来た場合は身柄を拘束する義務を負い、イスラエルの外交が制約されるのは避けられません。
トランプは、バイデン政権以上にイスラエルに肩入れするとみられており、イスラエルと米国の国際的孤立はさらに進むでしょう。
反ユダヤ感情を煽っているのはネタニヤフ自身だ
中学1年の時に、国語の課題でクラス全員が「アンネの日記」を読みました。それ以来、私もご多分に漏れず、ユダヤに対しては同情的でした。その気持ちが、ガザや他の周辺諸国に対する仕打ちを見ていて、消え失せてしまいました。そんな人が、全世界で大勢いるだろうと思います。
ネタニヤフ氏は「反ユダヤ的な決定だ」と反発していますが、世界に反ユダヤ感情を煽っているのは、彼自身です。イスラエル国民は、早く彼を排除しなければ、取り返しのつかないことになりそうです。
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