12月18日、総理官邸の幹部が、オフレコの場で記者たちに「日本は核兵器を保有すべきだ」という考えを明らかにし、論争になっています。この幹部は、日本を取り巻く深刻な安全保障環境を根拠に「個人の見解」としてこのように述べたとのことです。
この発言に対し、公明党などは「驚きと怒りを感じる」等と議論、検討すら認められないような反応を示していますが、そのような反応は思ったほど多くないようです。私も、議論や検討は行うべきだと考えています。中国政府も例によって「深刻な懸念」を表明していますが、「大量の核兵器を保有している奴に言われたくない!」ところです。
日本は、これまで、唯一の戦争被爆国であることを理由に、核保有の議論をすることすら封じてきました。しかし、議論しないでいれば日本が他国から武力攻撃を受けることはないとは言えません。核保有の議論をするだけで平和主義者ではないような言い方は、言論を封殺する愚かな行為です。日本が他国から武力攻撃を受けないためには、核を保有したほうがいいのか保有しない方がいいのか、冷静に検討することが必要です。ただ、検討が必要になった理由について、米国の核の傘があてにならないなどと言ってしまうと、米国との関係まで悪化しそうなので注意が必要です。
核を保有している国に対しては、米国でさえ武力攻撃を躊躇するのが現実です。米国のイランへの対応と北朝鮮への対応を比べてみれば一目瞭然です。我々の子や孫が武力攻撃にさらされないためには、日本も核を保有すべきだという意見は、検討する価値があると思います。
尊敬すべき有識者の中にも、日本は核を保有すべきだと考えている人は少なくありません。これを機に議論が解禁されることを期待しますが、高市政権の観測気球のような気も・・・。
「核兵器廃絶は現実的か?」 参照願います。
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