地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2026年04月

 新聞の読書欄の書評を見て読みたくなりました。副題は「内村鑑三、遠藤周作から渡辺和子、オンライン教会まで」です。

 本書の末尾に、キリスト教「入門書」の分類があります。①信仰・伝道系(伝道者、聖職者等が自己の体験や聖書を語り、入信を促すもの)、②人生論系(キリスト教の倫理観等をより善く生きるための知恵や助言として一般化したもの)、③知識・教養系(異文化理解や国際的教養として学びたい人向けに学者やジャーナリストが解説するもの)、④エンタメ系(物語として楽しむもの。著者が①として書いても読者の受け止めが④のことも多い)です。

 私が求めるのは、③です。というのも、私は、「ロビンソン・クルーソー」を読んでキリスト教の傲慢さに腹が立ち、あまり好きではないからです。

 「「ロビンソン・クルーソー」(デフォー)を読み返す」 参照願います。

 ③人生論系で、近年最も読まれたのは、2012年に発刊され大ベストセラーになった「置かれた場所で咲きなさい」(渡辺和子)です。私は、県庁で私立学校関係の仕事をしていた2008年に、著者と名刺交換させていただく機会がありました。今も保管しているその名刺の肩書は「学校法人ノートルダム清心学園理事長」になっています。その時は大ベストセラー前で全く存じ上げなかったのですが、シスター服を着ておられたのが印象に残っています。9歳の時、226事件でお父上が反乱軍に惨殺されたのを間近で見ておられたなど、壮絶な体験をされた方です。

 本書の冒頭で、日本のキリスト教徒の少なさと、文化的広がり(キリスト教系の学校の多さ、結婚式の約半数がチャペルなど)の落差が指摘されています。戦後の占領政策としてマッカーサーが日本のキリスト教化を図り、ほとんど国教のような扱いだったにも関わらず、一時的なブームに終わって信者は増えなかったようです。その謎の答えについては様々な人の仮説が紹介されており、どれも納得できます。

 本書では、副題にある内村鑑三、遠藤周作、渡辺和子の他にも多くの才能のある日本人がキリスト教徒として生きたことが記されています。新渡戸稲造、賀川豊彦、南原繁、矢内原忠雄、椎名麟三、三浦綾子、曽野綾子などです。その入信のきっかけについても紹介されている人もいますが、やはり私には、なぜあんな教えを信じることができるのか、理解できません。
 本書には、今まで知らなかった興味深い人々が紹介されています。また、多くの「入門書」も紹介されています。また読みたい本が増えてしまいました。
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 イスラエルとレバノン両政府が4月16日、10日間の一時停戦で合意したことをトランプ大統領が発表しました。イスラエルがレバノンへの攻撃を続けていたことが米国・イスラエルとイランとの停戦交渉のネックになっており、それを受けてイランも、自国が事実上封鎖してきたホルムズ海峡について、すべての商船に「完全に開放される」と発表しました。

 トランプ大統領はイランに謝意を示し、戦闘の終結に向けた協議が前進することへの期待が高まっています。私も一時停戦ではなく、終戦を期待しています。

 ただ、このレバノンとの停戦はトランプがイスラエルにかなりの圧力をかけて合意させたものでイスラエルが強い不満を持っており、またレバノン政府もヒズボラを完全に制御できているわけでもないので、極めて脆弱なもののようです。

 今回のイランに対する武力攻撃は米国とイスラエルが一方的に始めたものです。米国のイランに対する要求は、非常に理不尽なものに思えます。そもそも、自分が核兵器を保有していながら相手に対して保有を禁止するのは、理不尽です。特にイスラエルが核兵器を保有し、周辺に入植地を勝手に拡大している状況においては・・・。

 トランプ政権は、イランにウラン濃縮の「放棄」を求めてきました。それが、4月18日時点の報道では20年間の停止を要求し、イラン側が期間を5年とすることを求めたとのことです。トランプ政権が一定の譲歩をした可能性もあります。第1次トランプ政権が一方的に離脱した2015年の核合意では、ウランの濃縮度や貯蔵量が15年間制限され、イランの核活動は一部を除き実質的に凍結状態だったようです。それに戻す程度が米国にとって最善だと思います。

 そもそもウラン濃縮は、民生用の原子力発電所で使う核燃料と、核兵器の両方の製造に利用可能な技術で、日本でも行われているようなものです。核兵器製造への転用を防止するため国際原子力機関(IAEA)の核査察など核拡散防止条約(NPT)に基づく「保障措置」もあるようです。これを一方的にイランに禁止することも理不尽です。

 米国の姿勢は、他国に対して非常に傲慢なものに感じます。日本に対しても・・・。
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P.S ホルムズ海峡の開放はわずかな時間で終わってしまい、再閉鎖されました。今後の交渉に期待します。

 高市首相が4月12日の自民党大会で、憲法改正について「時は来た。改正の発議にめどが立った状態で来年の党大会を迎えたい」と主張したことが報じられています。首相の前のめりな姿勢ばかり目立ちますが、憲法改正より先にやらなければならない大問題が少なくとも二つあります。そちらの問題には、首相は手を付ける素振りすら見せません。

 まず、国民を苦しめている円安を是正することは最優先事項です。どんどん国の資産が外資に買いたたかれるのを黙って見ているわけにはいきません。バラマキを止め、国債発行を抑え、日銀の金利引き上げを容認しなければならないことは当然です。

 次に、日本の「主権」の回復です。多くの識者が指摘しているように、米軍が日本のどこにでも基地を置く権利を維持しているなど、日本はまだ独立国とは言い難い状況です。こんな状態では、外交も米国追従になってしまいます。日米地位協定の抜本的な見直しが必要です。憲法を最上位に置き、他国との条約も憲法に従う普通の国にすることが必要です。

 米国追従は、ますます危険になっています。米国の勝手な戦争に巻き込まれないため、主権の回復が必要です。

 この「主権の回復」が済むまでは、「押し付けられた憲法」のままにしておいて米国からの参戦の要求を拒み続けることが得策でしょう。米国追従のまま、集団的自衛権を拡大する方向の憲法改正が行われたりしたら、恐ろしいことです。
 高市首相やその周辺は、愛国的、国粋的なことを言っているくせに、日本が米国に従属している状況を放置し続けるのでしょうか?国民に言っていることと米国に対する姿勢が矛盾しています。
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 しばらくメールチェックを怠っていたら、「総務省統計局」を名乗る怪しいメールが届いていました。しかも、4月4日(土)午前5時50分ころを最初に、8日、9日、10日と、しつこく何度も・・・。

 始めの2つは「【受付中】生活費増加世帯の簡易確認」という標題、後の2つは「負担見直し対象に関する確認」となっています。発信者は「総務省統計局」アドレスは

Taichi.sunaw@shintrace04.easy...(略).com と役所とは思えないアドレスです。

 「家計負担変化に関する簡易確認のご案内」という標題で、

生活費の上昇に関する感じ方は、世帯構成や支出項目によって大きく異なります。
本確認では、最近の家計負担の変化に関する傾向を幅 広く把握するため、 生活実感ベースでの簡易調査を実施しております。

食費、日用品費、交通費、光熱費など、 日常的な支出の変化について「以前より明らかに増えた」と感じる方は、 ぜひ確認ページをご覧ください。

 

主な対象の目安

・ここ半年〜1年で支出増加を感じている方

・生活費全体で約1 0〜20%前後の負担増を体感している方

・今後の家計見直しや支援情報に関心のある方

 

本確認は短時間で完了する構成となっており、 詳細は遷移先ページにてご案内しております。

として、「確認ページを開く」というリンクがあります。

 総務省統計局のホームページでも既に偽メールへの注意喚起を掲載しています。

 次々とくだらない詐欺メールを発信するアホがいるものと呆れます。確認ページを見てみたい誘惑に駆られましたが、止めておきます。

 やはり、メール発信にほとんど費用がかからないのが問題だと思います。
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 著者は大手メディアが触れようとしない中、統一教会と政治家の関係の闇を長年追究し続けてこられたジャーナリストです。ある本に本書が紹介されており、読んでみたくなりました。

 「玉木、立花、斎藤、石丸の正体」(佐高信)を読んで 参照願います。

 一般に「旧統一教会」と表記されることが多く、私もそうしていました。しかし、実態は変わっておらず、この問題に取り組んでいる人たちは一貫して「統一教会」と呼び続けているとのことで、私もそれに習おうと思います。

 本書には、著者が調査した統一教会と政治家(特に安倍元総理やその周辺)との関わりが記録されており、その親密ぶりに呆れます。巻末には統一教会と何らかの関りがあった政治家と関与状況の一覧があり、その数の多さに、暗澹たる気持ちになります。

 本書は300ページを超える大冊ですが、安倍氏側近議員らと統一教会の親密ぶりがこれでもかというほど列挙されています。

 2007~2010年ころ、全国で霊感商法店舗が相次いで摘発され、教会本部への強制捜査も秒読みと観測されていましたが、沙汰止みになりました。その陰には警察OBの自民党議員の圧力がささやかれています。また、安倍政権下では、国家公安委員長に山谷えり子、小此木八郎、武田良太といった統一教会と近しい関係にある議員が任命され続け、それは菅政権でも続きました。これでは、警察は本格的な捜査などできなかったでしょう。宗教法の解散要件に民法の不法行為も含める解釈変更に私は疑問でしたが、そんな背景もあったようです。まともに捜査していれば、こんな無理な解釈変更をする必要はなかったでしょう。

 本書の最後の方で著者は、「安倍政権の約8年間、目先の国政選挙や憲法改正に向けた世論誘導のため、この歴代最長政権は最も手を組んではいけない相手とギブアンドテイクの関係を続けた。国のトップが自らの政治的野心のために「反社会的」団体と取引したことは「桜を見る会」問題をも凌駕する深刻な事態だ。」と指摘します。その「桜を見る会」へも2013~16年、教団関係者が継続招待されています。

 流出した教団内部資料によると、毎年数百億円が韓国の教祖一族に上納され、霊感商法最盛期の2010年代前半には年間約1000億円が送金されています。米国の裁判資料(追放されて分派した三男との利権争い)によると、日本の教団組織から海外の関連団体にも年間約100億ドルが送金されていたようです。腹立たしい!

 私は大学のころ学生寮に入居していましたが、そこの各室にも時々「原理研究会」や創価学会の学生が勧誘に回っていました。私の周囲には騙されて加わってしまった奴はいませんが、騙されずに良かったと思わずにいられません。
 2月の総選挙では、統一教会と関りが深かった議員(裏金議員でもあることが多い)が大量に当選してしまったようです・・・。本来、自民党は統一教会との関係を徹底的に検証しなければならないはずですが、やる気は見えません。いろいろな裁判の中で見えてくることを期待しています。
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