地方自治日記

地方自治に誠実に取り組んできた県職員OBです。県の市町村課に長く在職したほか、出納局、人事委員会などのいわゆる総務畑が長く、自治制度等を専門分野としてきました。県を退職後も、時々、市町村職員などの研修で、自治制度、公務員制度、文書事務などの講義もしていました。 単に前年どおりに仕事をすることが嫌いで、様々な改革・改善に取り組んできました。各自治体の公務員の皆様には、ぜひ法令を正しく合理的に解釈し、可能な限り効率的、効果的な行政運営をしていただきたいと願っています。

2026年07月

 UEFA(欧州サッカー連盟)30日、ワールドカップを含むFIFA(国際サッカー連盟)主催大会に参加しない方針を正式に決議しました。全会一致とのことです。FIFAは、W杯など主要国際大会の運営と商業活動を担う子会社「FIFAフォワード・エンタープライズ」(FFE)を設立し、その株式を民間に売却する計画を発表しており、UEFAがこれに猛反発したものです。

 欧州各国は、FIFAが計画を撤回しない限りボイコットを続ける構えです。

 また、アジアサッカー連盟や北中米・カリブ海連盟もFIFAの計画について支持しないことを表明するなど、世界中で不満の声が高まっています。

 インファンティノ会長は自身のSNSを更新し「FFEは実際に提案であり、申し出です。何よりも義務ではなく機会です。」と弁明していますが、通用するかどうか?

 BBCの報道では、FIFAが提案した新会社FFEの株式売却は、米国トランプ大統領の義理息子ジャレッド・クシュナー氏の弟ジョシュア・クシュナー氏の率いる「Thrive Eternal」が主導する予定ということです。よくもまあ恥ずかしげもなく!

 この計画の実現はもう無理でしょうが、撤回だけで収まるかどうか?

 インファンティノ会長は、トランプ絡みであまりにも愚かなことをやり過ぎました。FIFA平和賞に始まり、米国選手の出場停止の猶予など・・・。年貢の納めどきでしょう。
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 7月27日、作家の東野圭吾さんが23日に68歳で亡くなっておられたことが一斉に報じられました。NHKなどのニュースで数年前のスピーチ映像が流れ、彼が自分の意見を変えることを推奨されていました。

 「日本は政治家を筆頭に、一旦言い出したら、意見を変えちゃいけない、考えを変えたら恥だという雰囲気があるような気がします。そんなことはないです。(小泉元首相のように)原発を勉強して危ないなと思ったら、賛成から反対に転じて大いに結構じゃないですか。ここにいる皆さんも、意見を変えたら恥だとか、『一旦ああ言っちゃったから引っ込みつかないなあ』なんて思ってませんか? いくらでも意見変えて、全然構わないですよ。そうしないと話し合いって進まないじゃないですか」

高市首相へのメッセージ?

 東野さんの過去の映像が数ある中で、NHKなどがあの映像を選んで繰り返し流していたのは、過去の発言にとらわれてドツボにはまっていく高市政権へのメッセージではないかと勘繰ってしまいます。責任ある「積極財政」とか「食料品の消費税実質ゼロ」などと言うたびに円安が進んで物価が上がり、庶民の暮らしが苦しくなります。骨太ショックなどという言葉まで生まれ、マーケットが拒否反応を示しているようです。

 あんな政策がダメなことは今となれば普通の知能なら理解できるでしょうが、過去の発言(公約)に捉われて引っ込みが付かなくなっているのかもしれません。
 今のタイミングなら、「東野さんに言われて反省した」ことにすれば公約撤回も大きな反発なしにできるかもしれません。早く謝ってしまうのが得策です。
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 年甲斐もなくファンタジー小説が好きです。自身が子供時代も「西遊記」、「オズの魔法使い」などを読んでいましたが、子育て時代に「ナルニア国物語」「ゲド戦記」などを子供以上に楽しく読んだのがきっかけです。最近は「本好きの下剋上」にはまっています。

 2014年に上橋菜穂子さんが国際アンデルセン賞を受賞されたニュースを見て、読んでみたいと思ったのですが、サラリーマン時代はできず、今になってしまいました。

 本作は、中世的な架空の世界が舞台です。この物語にはは闘蛇と王獣という架空の動物が登場しますが、それ以外は魔法などはなく、物理の法則のとおりに動いているので、ファンタジーではないと著者は考えておられるようです。

 闘蛇は飼いならして戦争に使うと、騎馬などと比較にならない圧倒的な戦力になります。王獣はさらに高い戦力になりますが、それを飼いならすことのできる者はその国には存在しません。

 ヒロインの母親は、霧の民と呼ばれる流浪の一族の出身で、彼らには闘蛇を操る術とともに、昔、闘蛇や王獣を使って戦争をした際に大災厄が起こったことが伝わっており、闘蛇や王獣を操る術は禁忌として封じられています。

 母親は、一族を離脱してヒロインの父親と結ばれ、闘蛇の医術師として娘を育てていましたが、闘蛇の大量死の責任を取らされて処刑されるところから、物語が始まります。

 ヒロインも動物の医術師としての道を歩みますが、母親との記憶、鋭い観察眼で、封印されていた王獣を操る術を再発見します。そのことが為政者に知られ、戦争に巻き込まれることになります。

 物語の中で、世界を滅ぼしかねない高度な技術や知識を秘匿して後世に伝えないことが正しいのかも問われているように感じました。

 著者は、文化人類学者です。またこの物語の執筆に当たっては。産婦人科医や獣医師らから詳細な助言を仰いでいるとのことで、彼女ならではの作品といえます。

 ハードカバーの400ページほどの本で4巻(本編3巻、外伝1巻)、2~300ページの文庫本でちょうど倍の8巻もある長編ですが、一気に読んでしまいました。
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 骨太の方針2026が7月21日に閣議決定されました。報じられている内容は目新しいものはなく、総花的で、強い経済を目指して投資するという旧態依然としたものです。「総花」の一つに現役世代の保険料率の引き下げに触れていますが、人口問題に正面から取り組むものでもなく、目先の選挙対策にしか見えません。「骨太」というからには、目先の選挙に不利になっても日本や世界の将来のために実行すべきことを掲げてほしいものです。

 また、温暖化によって連日記録的な猛暑が続いていますが、強い経済を目指すというばかりで、温室効果ガスの排出削減とどう調和させるつもりなのか、一向に見えません。温室効果ガスの削減目標は、もう諦めたのでしょうか?猛暑による死者が相次いでいるのに、エアコンを適切に使えというだけで、解消に向けた対策は検討すらされていないようです。

 全体として、子や孫の世代の生活のことが全く考慮されていません。普通は自分の子や孫の生活のためなら、今の自分が多少の苦労をしても我慢できるものでしょう。子や孫の生活があまり過酷なものにならないようにするには、化石燃料やプラスチックの生産、消費を抑制しなければならないと思いますが、そういう視点がないようです。

 もちろん日本だけで実現できることではなく、米国大統領があのような人物ですから困難であることは承知していますが、だからといって何もしないでいていいわけではないでしょう。
 あの方針では、産業界は喜ぶかもしれませんが、円安がますます進み、生活が苦しくなる将来しか想像できません。首相が睡眠不足で読書時間も確保できないようでは、目先のことしか考えられなくなるのは当然かもしれません。
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 先日、富山県が富山空港の愛称を「富山高山すし空港」に決めたことがテレビニュースで流れました。それを聞き、「愛称」の意味、役割が変化、多様化していることを感じています。

 「愛称」は、正式名称が長過ぎたり堅苦しかったりする場合に、呼びやすくするために付けるものだと思っていました。そうであれば、正式名称より長くて呼びにくいものなど論外でしょう。まして「富山高山すし空港」などという恥ずかしい名前は、地元の人は使いたくない気がします。ここの従来の愛称は「富山きときと空港」だったということですが、私はそんな名前は聞いたことがありません。あまり誰も使わなかったのだろうと思います。

 ただ、石川県輪島市の能登空港は愛称を「のと里山ポケモン・ウィズ・ユー空港」とし、キャラクターが装飾され、レストランや売店の限定商品が人気を呼ぶなど、一定の効果がみられるようです。こんな名前で呼ぶ人などいないでしょうが、こういう効果を狙うなら、それもアリでしょう。
 呼び名としては誰も使わないことを覚悟のうえで変な「愛称」を付けた場合は、具体的な効果を示さなければならないということだと思います。
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