スウェーデンの高校生グレタ・トゥンベリさん(16)が、9月23日に開催された国連気候行動サミットで、温室効果ガス排出問題に真剣に取り組まず自分たちの世代を裏切ったと、世界の首脳を非難しました。首脳らは神妙に聞いていたようですが、どこまで心に響いたかは今後の取組を見なければ判断できません。
重要性と緊急性の罠
仕事には、重要性と緊急性のマトリクスで、①重要であり緊急性がある仕事、②重要だが緊急性がない仕事、③重要ではないが緊急性がある仕事、④重要でもなく緊急性もない仕事の4つの種類があるということが、よく言われています。
仕事の優先順位は、基本的には①②③④とすべきところ、多くの人は②と③を逆転させ、緊急ではあるが重要ではない仕事を優先させてしまう傾向にあるとのことです。なぜ緊急ではないが重要な仕事を優先させなければならないかというと、対応が遅れるとその仕事も緊急を要する事態になってしまいがちであるからです。我が身を振り返っても、否定できません。
対応しなければならない重要な課題があるのに、それに向き合うのが面倒で、日常業務に逃げてしまい、その結果、尻に火がついて慌てる人は、よく見かけます。
政治や行政に限らず、責任のある立場の人は、こういうことは許されないと思うのですが、横行しているようです。
日本の政治も問題先送り
日本にとって、将来のために重要な問題は、環境問題、少子化・人口減少問題、巨大地震への備えなどです。国民は、将来の方向や対応が定まれば、多少の痛みは我慢する覚悟はあると思います。
当面の選挙のことばかり考えて、将来の重要な問題についての根本的な議論を避けようとするのは、国民を馬鹿にすることです。そんな政治にうんざりしている国民も多いと思います。
日本は、温室効果ガスの排出が特に多い石炭火力発電を先進各国の中で唯一続けているばかりか、外国に輸出までしているようです。また、具体的な行動計画も示すことができず、世界からはアメリカのトランプ政権と同列に思われているという恥ずかしい状態です。
16歳から受けた叱責を心に刻み、日本をはじめ世界の政治家は反省し、重要課題に向き合っていただきたいものです。
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