上野宏史厚生労働政務官(48)が、外国人労働者の在留資格を巡って法務省に「口利き」し、見返りに金銭を求めていた疑惑が2019年8月に「週刊文春」で報じられました。本人は、政務官の職は辞任したものの、一月以上経過した現在も衆議院議員にはとどまったままです。
続報を待っているのですが、検察は動いているのでしょうか?このままうやむやにされてしまうのでしょうか?
私にとっては懐かしい手口の事件ですが、まだこんな露骨なことが行われていたのかと驚きました。
議員等からの問い合わせ
許認可や補助事業の採択などについて、議員に役所への働きかけ、口利きを頼むことは、国だけでなく、地方でも現在も続いています。議員さんが行政に何らかの働きかけをすることも少なくありません。ただし、近年は強引な働きかけは少なく、「問い合わせ」のような形がほとんどでしょう。
ただ、「問い合わせ」でも、職員の側は議員さん等に忖度して配慮してしまう場合はあるかもしれません。議員さんなどもそれを期待して「問い合わせ」ているのだと思います。
行政の運営について「問い合わせる」ことは、正当な議員活動で必要な場合もあり、それ自体を制限することはできません。ただし、職員の側は、議員等からの相談、問い合わせは、軽重を問わず記録に残し、公開できるようにしておくべきでしょう。
今回のように、露骨に献金に結び付けることの牽制にもなります。
「口利き」に関連して「事前連絡」の問題があります。行政側が、申請の相手方等に結果を通知する前に、働きかけてきた議員さん等に事前に結果を「お知らせ」する問題です。
本稿が長くなったので、この問題は次の機会に書こうと思います。
「議員等の口利きに対する事前連絡」 に続く
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