天皇陛下が即位を宣言する10月22日の「即位礼正殿の儀」に合わせ、恩赦が行われるようです。今回の対象は、国民の反対意見にも配慮して、罰金刑を受けて納付から3年以上が経過した約55万人に絞り、恩赦の種類は、喪失・停止された資格を回復させる「復権」のみとしたとのことです。
したがって、殺人などの凶悪犯が刑務所から出てくるわけではありませんが、被害者や世間一般の感情から、どうかと思います。
惰性で続けている?
なぜこんなことをしなければならないのか、理解に苦しみます。
政府は、「令和の時代を迎え、即位の礼が行われる慶事に当たり、罪を犯した者の改善更生の意欲を高め、社会復帰を促進する見地から恩赦を実施する。」とその目的を説明していますが、「本当に更生の意欲が高まるのか」など、疑問です。
恩赦は、内閣が決定し、天皇の国事行為として行われます。そもそもは天皇主権の下、「天皇が慈悲で罪を許す」という意味だったとされ、憲法が定める国民主権に反するとの意見や、行政が司法の判断を覆すのは三権分立に反するとも指摘されています。国民の過半数も反対しているようです。
どう考えても、実施するメリットがデメリットを上回るとは思えません。
即位のお祝いにケチが付いてしまった
選挙違反で公民権が停止されている人の公民権も復活するようです。それも、国民感情からすれば、余計なことでしょう。
私は、天皇陛下、皇室に対しては深い敬愛の念を持っています。多くの国民も同じでしょう。せっかく即位をお祝いしている国民の気持ちが、政府が余計なことをしたために、薄れてしまいかねません。
何のためにこんな余計なことをするのか、昔からの慣習に盲従するばかりでなく、国民にきちんと説明していただきたいものです。
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