「決定版・老後資産の守り方」という副題が付いています。

 5章で構成され、第1章は、年金制度の仕組の解説と制度が破綻する心配はほとんど不要なことを解説しています。

 第2章は、人生の様々な場面での年金の活用法、ちょっと得する方法などが説明されています。

 第3章は、一般的なサラリーマンなら出費を抑えれば年金だけで生活できることを説き、生活費、特に保険料や通信費などの抑え方を説明しています。

 第4章は、「やっぱり投資はしてはいけない」とう表題で、銀行や郵便局に騙されて不慣れな投資をしてはいけないことが説かれています。

 第5章は、医療や介護は、公的な制度でかなりの部分がまかなえるので、過度に心配する必要はないことが説明されています。

 

 私も、厚生年金の対象となっている一般的なサラリーマンOBなら、年金だけで生活できるはずだと考えており、その考えを確認する意味で、本書を読んでみました。

 

 今年(2019年)6月に金融庁のワーキンググループの報告書で、老後に年金だけでは夫婦で2000万円不足するという騒動になりました。あの騒動は、国民の危機感をあおって貯蓄から投資にシフトさせたい勢力や、政府の足を引っ張りたい勢力が引き起こしたもので、報告書自体には当然のことしか書かれていなかったと思います。

 『「老後資金2000万」は金融庁の単なる勇み足』

 

 本書は、あの騒動の前に出版されていたものですが、グッドタイミングでした。正しい知識を持って、浮足立たないようにしたいものです。

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