9月8日、政府の教育再生実行会議が「ポストコロナ期」の教育を議論するワーキングを開き、来年度にも少人数学級の導入の検討を促すことで合意し、それを受けて文部科学省も学級規模などの具体的な制度設計に入るとのことです。

小中高校の少人数学級については、あまり反対する人がいないようですが、私は、これでは大きな課題の解決にはならず、別の方向がいいのではないかと考えています。

 

学力向上、格差解消に有効か?

 たしかに、1クラスの人数を減らせば、教師の目が届きやすくはなり、多少の効果はあるでしょう。しかし、根本的な問題は、知的発達段階、能力の異なる子供を、一つの教室に詰め込んで同じ説明を聞かせることにあります。できる子供は物足りないでしょうし、遅れている子供は理解できないでしょう。

 能力別の少人数学級という手法もあり得ますが、それほど小分けにできないでしょうし、科目によっても得手不得手があるでしょう。

 

公文式のように

 簡単な問題を解くことを繰り返しながら徐々に難しい問題に進み、一人一人が理解度に応じて学習を進める公文式は、非常に優れた手法だと思います。あれを学校でやればいいのです。

 新しい知識を与える説明は、全国一律でカリスマ講師の動画でいいでしょう。人口減少が進む中、教師を目指す優秀な若者も不足していくはずです。

 

一人一台のタブレット等で

 子供がそれぞれタブレットを使い、自分の進度に応じて説明を聴いたり、問題を解いたりし、学習を進めていきます。教師は、躓いている子供を支援すればいいと思います。共同作業は、一般の教科とは別の時間に学ばせればいいでしょう。

 理解できない箇所は、戻ってやり直す・・・。そんなシステムの構築は、難しくないでしょう。AIを活用すれば、子供がどこで躓くか、その場合にどのように支援すればいいかのノウハウも蓄積されるでしょう。
 政府が一人一台タブレットの整備を進めているようですが、国も各自治体もこれを急ぐべきだと思います。

 

 少人数学級など、根本的な解決にはなりません。

 製造の現場でも、大量生産は時代遅れです。これほど技術革新が進んでいるのに、いつまでも発達段階の異なる子供を一つの教室で同じ説明を聞かせているのは、為政者、教育者の怠慢ではないでしょうか?

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