副題は、「人生最後の日に笑って死ねる27の質問」です。
人生を終える日に後悔しないためには、今をどう生きるべきか、27の質問で読者に考えさせる内容です。本書に合わせた、書き込み式のワークブックまで発売されているようです。
前書きの中に「質問0」として「人生最後の日、なにに泣きたいほど後悔するだろう?」があり、その他に27の質問があります。「これだけは失いたくないものベスト5は?」(質問5)などです。
相互に矛盾しているように思われる個所もあります。例えば、アメリカの90歳以上の老人に「90年の人生を振り返って唯一後悔していることは何ですか?」というアンケートをした結果、90%の人が「もっと冒険しておけばよかった」と答えたという話が紹介されています。また、自分の好きなことにチャレンジすることを推奨しているような部分もあります。
一方、小児がん病棟の子供の夢が「父や母とラーメン屋に行きたい」「大人になりたい」「家に帰りたい」であることを紹介し、日常の中にある幸福に気づいて大切にすべきだと説いているような部分もあります。
人間の考え方は、人それぞれであり、また、ライフステージによっても変わってくるのが当然です。扶養しなければならない家族がいるのに、自分の夢に向かって冒険などしていられないと考える人が多いでしょう。
独身者であっても、自分の夢と親などの期待を天秤にかけて選択しなければならないものでしょう。死に臨んだとき、自分の夢を優先しなかったことを後悔するものか・・・?
本書は、一つの方向性が定まっていないように思えますが、その分、多くの人が何かしら共感できる部分はあり、生き方を考える材料にはなると思います。
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