総務省幹部は

212日の衆議院予算委員会において、衛星放送を傘下に持つ会社に勤める菅総理大臣の長男らから総務省幹部が接待を受けていた問題について、やり取りがありました。その中で、総務省は、同省幹部4人と首相の長男が勤める放送関連会社の東北新社側との会食は12にのぼり、贈答品、タクシーチケットなども受け取っていたことを明らかにしました。ただ、総務省は、会食の時期や回数は明らかにしたものの、費用や場所、所要時間などの詳細については「精査中」と繰り返し、結局、どの程度の接待であったかは明らかになっていません。昨年12月に行われた接待の分は返金したようですが、返せばいいというわけにいかないことは当然です。

 

農林水産省幹部も

 1月には農水省の幹部数人が、収賄罪で起訴されている吉川元農水大臣らと一緒に鶏卵大手のアキタフーズの前代表から接待を受けていたことが判明しました。この幹部らは、吉川氏が費用を負担していると思っていたと言い訳していますが・・・。

 常識的に考えれば、業者が同席している宴席で大臣が費用を払うことなど、考えにくいでしょう。

 いずれにしても、脇が甘いと言わざるを得ません。

 

有罪、懲戒免職になった地方公務員も

 以前も政治家との比較で例にあげましたが、私が仕事で少しかかわった事件で、数回にわたり、総額で10数万円の接待を受けたとして某役所の課長が逮捕され、執行猶予付きの懲役刑になりました。所属の役所では、起訴された段階でその職員を懲戒免職処分にし、退職金は支払われませんでした。

 「政治家には甘く、一般職には厳しい検察」 参照

 

 その事件と同じ基準で裁けば、少なくとも総務省の事件については、菅総理の長男らは贈賄罪で、総務省幹部らは収賄罪で、有罪判決を受けるはずです。職務権限も某役所の課長などよりずっと明確です。また、某役所には、職員倫理規定のような明確なものはありませんでした。でも懲戒免職になり、有罪になりました。

総務省の件が起訴もされず、免職にもならないとすれば、あまりにも不公平です。

 

 総務省幹部らを収賄で起訴しようとすれば、菅総理の長男らも贈賄で起訴せざるを得ないでしょう。検察としては、腹をくくって取り掛からなければなりません。

 そもそも自身が強い影響力を持つ総務省の権限の下にある業界に子供を押し込んだとすれば、それが今回の不祥事を生んだのでしょう。総務省幹部らは、気の毒な面もあります。

 にほんブログ村 ニュースブログ ニュース感想へ
にほんブログ村 ご覧いただきありがとうございます。

 
サイト案内(目次) 

スポンサードリンク